堀川を清流に
  堀川1000人調査隊2010

         活動の記録



  
  上流、下流が、お互いを励まし、応援しあってゆこう!

   第20回 木曽三川と堀川・上下流をつなぐ交流会が開催されました。

     
日時  令和6年7月28日(日)

     会場  長野県木曽郡木祖村  味噌川ダム(奥木曽湖)・老人福祉センター 

     主催  木曽三川と堀川・上下流をつなぐ交流会実行委員会
          堀川1000人調査隊2010実行委員会

     後援  国土交通省中部地方整備局 名古屋市 木曽広域連合 木祖村  
          

    ⇒令和5年7月の 第18回 木曽三川と堀川・上下流をつなぐ交流会の様子はこちら

    ⇒令和5年12月の 第19回 木曽三川と堀川・上下流をつなぐ交流会の様子はこちら

    ⇒令和4年6月の  第16回 木曽三川と堀川・上下流をつなぐ交流会の様子はこちら 

    ⇒平成31年11月の 第15回 木曽三川と堀川・上下流をつなぐ交流会の様子はこちら
   
    ⇒平成31年6月の 第14回 木曽三川と堀川・上下流をつなぐ交流会の様子はこちら

    ⇒平成30年12月の 第13回 木曽三川と堀川・上下流をつなぐ交流会の様子はこちら

    ⇒平成30年6月の 第12回 木曽三川と堀川・上下流をつなぐ交流会の様子はこちら
 

    ⇒平成29年11月の 第11回 木曽三川と堀川・上下流をつなぐ交流会の様子はこちら

    ⇒平成28年12月の 第10回 木曽三川と堀川・上下流をつなぐ交流会の様子はこちら

    ⇒平成27年11月の 第9回 木曽三川がつなぐ山とまち インターネットフォーラムの様子はこちら






 フィナーレで撮影した、参加者全員の集合写真です。



    参加した下流側の市民が、寄せ書きした旗を、 木祖村の奥原村長に贈呈しました。


                木祖村の奥原村長には、堀川応援隊に参加していただきました。




事務局より  令和6年7月28日

  令和6年7月28日(日)、第20回、木曽三川と堀川・上下流をつなぐ交流会が、
 長野県木曽郡木祖村の、味噌川ダムと老人福祉センターで開催されました。

  この上下流交流会は、平成19年(2007年)4月から平成22年(2010年)3月まで実施された、
 堀川への木曽川導水社会実験を機に、木曽川上流部への関心が高まった名古屋市民と、
 木曽川上流部の住民とでつくる、「木曽三川と堀川・上下流がつなぐ交流会実行委員会」 
 そして、 「堀川1000人調査隊2010実行委員会」の共催で、ほぼ1年に1〜2回のペースで
開催されてきたものです。


  令和2年、令和3年はコロナ禍の中で、実施が見送られていましたが、令和4年から復活し
 今回、第20回の交流会を開催することができました。
 

  この交流会の目的は、下流側としては、堀川の浄化のための地道な活動をしている名古屋市民が
 かつて実施された木曽川からの導水で、堀川がきれいになることがわかったため、何とか導水の復活を
 願い、木曽川などの上流域に堀川を応援してくださる人の輪を広げてゆくことがテーマとなっています。


  また上流側としては、地域の活性化のために、下流域に上流部を愛し、応援してくださる人の輪を
 広げてゆくことがテーマになっています。

  そして、上流と下流が、それぞれの魅力や悩みを理解しあい、応援しあう、Win-Winの関係を、
 ていねいに積み上げてゆくということを目的としています。


  また、この交流会のもう一つの特徴は、下流側は名古屋市、上流側は開催する町村役場と
 木曽広域連合という双方の行政が、市民と一緒になって企画、参加しているという、
 官民協働の交流会であるということです。

 
  この日も、上流側からは、木祖村の奥原秀一村長が、下流側からは名古屋市の
松雄俊憲副市長が、市民と一緒になって、交流会に参加していただきました。

 
  今回の交流会では、まず最初に、道の駅「きそむら」を訪ね、木祖村の特産品を、
たくさん購入しました。 

  レジに渋滞ができるほどの混雑になりましたが、参加者の人気の高かったのは
寒暖差の大きな高原でできる糖度の高いトウモロコシ、野菜、果物などでした。

 すでにゆでてあって、すぐに食べられるトウモロコシを買って、その場で食べている人は
とても甘いと、笑顔で語っていました。


  道の駅からは、木祖村職員の佐藤さんにバスに乗り込んでいただき、木祖村の紹介を
 していただきました。

  「木祖村には、コンビニがない!」 
  「木祖村には、国道以外には信号がない」
  「産直の野菜は、地元の人もしょっちゅう買いに行く」など、
 
  興味深いお話を、短い間にたくさん聞かせていただきました。



 そのあと、名古屋市の水道水の水がめである、味噌川ダム(奥木曽湖)
および、その資料館であるふれあい館を尋ねました。

 ふれあい館を見学中に、ダムの周りを少し散策し、素晴らしく澄んだ水と
ダムの上に吹き上がってくる涼しい風を楽しむ人もいました。


 その後、バスにのって、味噌川ダムを見学するために、ダム湖である
奥木曽湖の周りの道を、バスで一周しました。

 バスには、味噌川ダム管理所の市川所長にも乗り込んでいただき
普通では聞けない、ダムの見どころを、ところどころバスを止めて説明して
いただきました。

 また今年から始まった、水上アスレチックの場所も対岸から見せていただきました。



  交流会場の老人福祉センターに、ほぼ予定通り12時に到着すると、木祖村の地元で
準備いただいたお弁当をいただきました。

  また、糖度のすごく高い、地元産の甘いスイカをデザートでいただきました。


  食事中には、つい先日開催された、やぶはら祭りの動画を見せていただきました。

  実際にこのおまつりに参加された、村役場の職員の方に説明もしていただきました。


  食事が終わった後は、木祖も人々に対する応援メッセージを寄せ書きしました。


  午後は、2つのグループに分かれ、「木祖村地域おこし協力隊」のメンバーの方3名に
それぞれのグループに入っていただき、木祖村について詳しくお話をお聞きしました。


 各グループ、非常に活発に話が弾んで、とても楽しく、予定していた時間を
かなり超過するというハプニングもありました。


  そのあとは、2つのグループが一緒になって、全体会を行い、それぞれのグループで
出た話題を紹介しあうとともに、3名の地域おこし協力隊の皆さんのお話を改めて
直接お聞きし、楽しいひと時を共有することができました。


 そのあと、下流側市民の寄せ書きを、奥原村長に贈呈。

 奥原村長には、「堀川応援隊」にはいっていただき、応援隊旗に署名をしていただきました。


 そして最後に、松雄俊憲名古屋市副市長と、奥原秀一木祖村村長にそれぞれ、
今日の交流会の感想や、これからの交流について抱負をお話いただきました。


 フィナーレは、参加者全員で笑顔の記念撮影。


 当初の目的である、「上流下流、お互いの相互理解を促進し、応援しあう関係を
築き上げてゆく」という主旨どおりのとても有意義な交流会になりました。



 すべてがとても有意義で楽しい交流会を終え、笑顔で老人福祉会館をあとにし、
もう一度道の駅「きそむら」によって、追加の買い物を楽しんだ後は、
名古屋に向かって順調にバスは走っていたのですが・・・・・・


 最後の最後でまさかのトラブル!


 中津川インターを目の前にして、突然バスが故障してギアが入りにくくなり
のろのろ運転がしばらく続きましたが、ついに全く走行不能に!


 しかしそのあとは、運転手さんとバス会社の連携、落ち着いた手際のよい手配で
代わりのバスを手配いただき、また警察に来ていただいて、後続車が追突しないよう
交通整理して安全を確保していただきました。


代わりのバスを待つこと約2時間。

しかし、堀川を愛し、ボランティアに積極的に取り組む参加者は、
善意のかたまりみたいな心の広い方ばかり。


 急ぎの方は、中津川から電車で帰っていただき、
迎えのバスを待つ人は、談笑しながら時間を過ごし
予定より約2時間遅れましたが、無事に名古屋に帰ってくることができました。


 トラブルはあっても、みんなの協力で、無事乗り切ることができたこと、そして
この日、中津川で見た美しい夕焼も、忘れられない思い出の一つになりました。


名古屋を出て木祖村に。
最初に立ち寄ったのは、「きそむら道の駅」
朝とれのトウモロコシは大人気で、みんなが買っていました。

道の駅きそむらからは、木祖村役場職員の佐藤さんに
バスに乗り込んでいただき、木祖村のいいところ、生活などについて
ご説明いただきました。

佐藤さんご自身も、最近木祖村に移住してこられた方です。

道の駅からほどなく、バスは味噌川ダムの資料館、「ふれあい館」に
到着しました。




木曽川源流 ふれあい館の正面玄関です。


味噌川ダム流域航空写真


木祖村の生き物や植物などの展示コーナー


流域の航空写真による地図を興味深く見る人たち。


現地の人に質問が続出。


美しい奥木曽湖。


ふれあい館から出て、ダムの下から吹き上げてくる気持ちの良い風を
楽しむ人も。

美しい緑、美しい水、美しい空と雲。


ふれあい会館を見学後、一同バスに乗り込み、味噌川ダムを
一周する見学するツアーに。




バスの中には、独立行政法人水資源機構 味噌川ダム管理所の
市川所長に乗り込んでいただき、興味深いお話をたくさんお聞きすることが
できました。




バスの車窓から見た、ダムの堰堤の下側です。
140mの落差があるそうです。




手前は、ダムの水がいっぱいになった時に、自然に「越流」させる設備。
手前のコンクリートの上部が丸みを帯びていて、この水位を超えると
自然に水が流れ落ちる仕組みだそうです。

また緊急時には別途、ゲートを開けると、緊急放流できるのだそうです。

この棟の下の方に色がついているのは、6月からの夏場はダムの水位を下げて
大雨が降った時にダムに貯水する能力を確保しているので、冬場より水位が
下がっているためだそうです。


ダムの左岸側から右岸側を見た光景。
黄色いブイが並んでいるのは、大雨が降った時に
流木がダムの方に流れ込むのを防ぐためだそうです。


ダムの右岸側には、今年の夏から始まった、水上フィールドアスレチック。
この上で、子供たちが自由に遊べるスペースになっているそうです。

カヌーやSUPも借りられて、大人が3,800円、子供が2,800円とか。

ダムの見学が終わり、交流会場の「老人福祉センター」に到着。



到着後すぐに、木祖村の藪原にあるお弁当屋さんが準備してくださった
昼食をいただきました。

昼食の時間帯に、先日開催された、やぶはら祭りの様子を動画で
ご紹介いただきました。


やぶはら祭りの様子を説明いただいたのは、木祖村役場の職員の方で
ご自身もいつも、おまつりに参加して、楽しまれているのだそうです。
食彩工房 そば実さんにご準備いただいたお弁当。


デザートには、寒暖差の大きな木祖村でつくっている、
非常に糖度の高いスイカをご準備いただきました。

この「甘すぎるスイカ」
大人気で、ひとりでたくさん食べた方もいらっしゃったとか。

食事の後は、みんなで「寄せ書き」

「私たちは、木祖の皆さんを応援しています」、をテーマに
思い思いのメッセージを書き込みました。

午後からは2つのグループに分かれて分科会。

Aグループには、名古屋市の松雄副市長、木祖村の奥原村長も
参加していただきました。

Aグループには、地域おこし協力隊の、「平野らすかる」さんに
はいっていただき、木祖村での体験などをお話しいただきました。

平野さんは、奥木曽グリーンリゾート株式会社に出向されて
様々なアクティビティを担当し、木祖村での楽しみ方を伝える
仕事をされているそうです。

Bグループには、地域おこし協力隊の二人の女性に参加していただきました。

坂口佳奈さんは、商工観光の分野を担当され、木祖村の観光資源となるような
たとえば馬頭観音などの発掘にも力を入れているそうです。

丸山夏実さんは、農業の分野に携わって、実際に農作業をされているそうです。

Bグループは、とても会話がはずみ、予定時間を過ぎても、なかなか終了できないほどでした。




グループ別の分科会がのあとは、全員が一堂に会して全体会。
それぞれのグループで出てきた話題や情報を発表しあいました。


Aグループのリーダー、山田さんから、Aグループで出た話題を紹介。



体験談や思いを語る、平野らすかるさん。


Bグループのリーダー、井村さんと、
地域おこし協力隊の坂口さんと丸山さん。

左 丸山夏美実さん。
右 坂口佳奈さん。


堀川1000人調査隊実行委員会会長で、鯱城堀川と生活を考える会代表の
阪野輝夫さんから、木祖村の奥原修一村長に、下流側参加者の
寄せ書きを贈呈しました。

奥原村長に贈呈された寄せ書きです。


奥原村長には、「堀川応援隊」の旗にサインしていただき
堀川で活動するわたしたちを応援していただけることになりました。


署名された堀川応援隊の旗を、奥原村長から受け取った
阪野さんです。


この交流会の最後に、この日の感想を述べられた、
名古屋市の松雄俊則憲副市長。


木祖村の奥原修一村長にも、この日の感想や、いろいろな思いを語っていただきました。



交流会が終わり、会場からバスに乗り込む参加者の皆さん。





帰りにもう一度立ち寄った「道の駅 きそむら」からは、山の中腹に
味噌川ダムの管理棟が見えていました。

これも、この日のような見学会がなかったら、きっと気が付かない景色
だったと思います。

ここまで順調に行ったと思っていたら、帰り道の中津川インターの手前で
まさかのバスの故障。

しかし、運転手さんにとっても予期しなかった緊急事態ながら、
手際の良い対応で代わりのバスをすぐに手配いただき、
警察にも連絡を取って安全を確保してくださいました。

バスの後続車を誘導し、バスへの衝突がないように
警察官がすぐに駆け付けてくださいました。





約2時間後に、代わりのバスが到着し、バスを乗り換えるまで
警察官が安全を確保してくださいました。






思わぬトラブルはありましたが、参加された皆さんのお人柄で
大きな混乱もなく、また、運転手さんの落ち着いた対応、
駆けつけてくださった警察の方々など、皆さんのおかげで
予定より約2時間遅れましたが、無事に名古屋に到着することができました。


この日、中津川でみた美しい夕焼も、忘れられない思い出の一つになりました。









   おともだちを誘って、みんなでたいっぱい調査隊、応援隊を作りましょう。

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