堀川を清流に
  堀川1000人調査隊2010

         活動の記録



   堀川の水環境改善に向けた名古屋市の取り組みについて

      平成24年9月22日(土)
      第11回調査隊会議にて、名古屋市より報告された内容です。


      
⇒第11回調査隊会議の様子はこちら

      


 事務局より

  平成24年9月22日(土)に開催された、第11回堀川1000人調査隊会議において
 名古屋市から報告された、現在実施中の堀川浄化への取り組みについてご紹介します。

 




P15  新たな水源の確保のため、堀川上流部の
    守山区瀬古において、地下水の導水のための
    工事をしています。
 (平成25年1月完成予定)

    堀川への導水量は、毎秒0.01トンの予定です。

  
    ※完成のあかつきには、堀川1000人調査隊の
     皆さんに見学していただくことも検討しています。







P16  新たな水源の確保のため、守山水処理センターで
     膜ろ過された下水再生水を活用し、概ね灌漑期の
     4月〜10月に導水を実施しています。


     導水量は、日最大4,000トン(毎秒換算は約0.01トン)
     とのことです。

     ※11月〜3月には、庄内用水に通水を行うため
      堀川には導水されません。



P17  すでに夫婦橋下流に設置した瀬渕に加え、
     黒川2号橋付近に新たな瀬渕を設置します。

     木杭や捨石の設置によって、単調な流れに変化を
     持たせ、植生を設置しながら、川の自浄機能の向上を
     はかってゆきます。









P18   ヘドロを除去を続け、汚濁負荷の軽減をはかります。

      平成6年度〜23年度 累積14万4000トンを除去。

     ※会場からの質問があり、そのこたえとして
        平均して一年あたりのヘドロの除去費用は、
        約1億円とのことでした。





P19  すでに実施済みですが、城北橋付近に
    ごみキャッチャーを設置しています。

     平成23年度のごみ回収実績は、2.3トンでした。











P20  汚濁物質の除去・流入削減 (合流式下水の改善)

      堀川右岸雨水滞水池(13,000トン)を平成22年度
     に稼動させました。

      現在、堀川左岸滞水池(14,000トン)を建設中です。

      



P21  汚濁物質の除去・流入削減

     名城水処理センターの高度処理を実施しています。

     ろ過装置(ディスクフィルター)により、下水処理水の
    小さな汚れをさらにこし取ることにより、導入前に比較して
    BODを40%カット、SS(浮遊物質)を70%超カットしています。


    ※会場の参加者から、膜処理などの高度処理はできないか、
       との質問がありました。

        スペースの問題などがあって、現在可能な状況の中で
        最も効果のある方法をとっている、との回答をいただきました。

        また会場の調査隊員からは、名城水処理センター下流部の
       中土戸橋では、透視度改善の効果がみられず、ろ過装置の
       効果が実感できないとの声が多数ありました。

        この問題については、すでに堆積したSSが攪拌されている
        可能性もあり、もう少し長い目で見てゆく必要があると
        思われます。

     






以下は、平成24年2月25日付で掲載した関連記事です。


 事務局より
 
   平成24年2月25日(土)、堀川1000人調査隊は、第10回調査隊会議を開催しました。

   この会議において、半年前の第9回調査隊会議で、名古屋市に対して堀川浄化のための
  市民提案を提出いたしました。

         ⇒第9回調査隊会議の様子はこちら


   この市民提案には、下記のような内容が記述されています。

    (1)堀川浄化のための上流部への堰設置

    (2)新たな水源の確保

    (3)水面の活用・親水空間の整備

    (4)市民活動への支援

  
   この提案のうち、上流部朝日橋付近への堰の設置については、名古屋市の報告を
  下記にまとめておりますのでご覧ください。

     ⇒堀川上流部への堰設置に対する名古屋市の検討結果についてはこちら


   その他3項目につきまして、名古屋市の取り組み状況をご説明いただきましたので
  下記に資料をご紹介します。
    

   いずれにしても、堀川で、市民と行政のキャッチボールが、きちっと続いていることは
  たいへん素晴らしいことであると思います。

   私たち市民は、これからも、よりよい提案・提言をしていけるよう、データを積み上げて
  ゆきたいと思います。


    第9回調査隊会議で名古屋市に提出した市民提案書については、このページの
   一番下に掲載していますのでご参照ください。
  

以下、名古屋市から報告いただいた資料です。










堀川左岸雨水滞水池については、ちょうど会場の名城水処理センター前の道路で
工事が始まっています。

名古屋市上下水道局からも関連の資料をいただきましたので、ご紹介します。





平成23年9月10日の第9回調査隊会議で、入倉副市長に提出した、市民提案書




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