堀川を清流に
  堀川1000人調査隊2010

         活動の記録


   2007年9月8日(土)
    第1回調査隊会議(定点観測隊会議)が開催されました。

    
       
日時    平成19年9月8日(土)  13:30〜16:00
        場所    名古屋市北区 名城下水処理場


 2007年9月8日(土)、第1回調査隊会議(定点観測隊会議)が名古屋市北区の
名城下水処理場3階講堂において開催されました。

 この会議は、堀川1000人調査隊2010 第1ステージ(4月22日〜6月30日)の
調査結果の集計を隊員に報告し、また統計的・数値的データだけからは見ることの出来ない
隊員の皆さんの生のデータ・情報を出来るだけ吸い上げ、今後の調査活動や浄化運動に
生かしてゆくことを目的に開催されたものです。

 当日は、約30隊、100名の参加があり、熱心で真剣な議論の中にも、ときおりユーモア
あふれる発言もあったりして、終始なごやかな雰囲気の中、市民と行政の忌憚のない意見交換も
なされ、たいへん有意義な会議となりました。

 最後には、この日をもって第2ステージに突入することを申し合わせ、3本締めでお開きとなり、
これからはじまる第2ステージに向けて、参加者全員が意気込みをあらたにしました。

    ⇒市民による調査報告・会議の内容はこちら

    ⇒名古屋市(行政)による調査結果こちら

    ⇒調査結果に対する新聞報道はこちら

    ⇒この会議に関する新聞報道はこちら

    ⇒堀川水質浄化のための名古屋市の合流式下水道改善施策などはこちら

第1回調査隊会議の会場となった
名城下水処理場の玄関前光景です。

開始時間が近づき続々と隊員が集まってきました。
受付光景です。

13:00開会。
調査隊実行委員長の梅本さんがあいさつされました。

「先日、堀川で鵜が長いウマギを苦労をして飲み込んで
 いるところを見かけました。ウナギを飲み込むのに
 ウが難儀(ナンギ)をするからウナギというのだ

 聞きました」と面白いお話を紹介していただきました。

 
まず、ビデオ取材班の作成した約10分間の
紹介ビデをを全員で視聴しました。

会場に詰め掛けた約100名の隊員は熱心に
ビデオをみていました。

市民と行政それぞれの調査報告をスライドで
紹介。興味深い調査結果の発表に一同真剣な
表情。

各調査隊参加者からは次々に発言があり、
2時間30分の会議はたいへん熱気にあふれたものに
なりました。

休憩時間中には、自由研究隊のつくった
パネルなども発表されました。
 (ぼくらは堀川探検隊調査隊)

こちらはプロジェクト堀川応援隊が製作した合流式下水道の
学習支援ロボット。
 8月に開催された堀川エコロボットコンテストにも出場した
作品で、参加者の皆さんから非常によくわかる、と絶賛の声が
とんでいました。

降雨と堀川の汚れの関係についても、この日はかなり
突っ込んだ検討や説明がなされました。

 ⇒雨天時の堀川の様子はこちら

名古屋市上下水道局からは、堀川の水質改善のための
合流式下水道の改善施策等について詳しい説明があり
ました。

 ⇒合流式下水道改善施策等の説明はこちら

また、出席した隊員からは、下水道のインフラ的改善を
待つだけではたいへんな時間と大きなお金がかかるので
水の使い方など、一歩進んだ生活改善運動に発展させてゆく
必要があるのではないかという提言もありました。

この点については、今後調査隊の力をあわせて
雨と堀川の水質との関係をよりくわしく調べてゆくことを
申し合わせました。

このほか、この日の会議では隊員の皆さんから次のような質疑応答・提言などがありました。

@大同工大大東研究室
 ・コイはどのくらいのCODまで生きられるのか教えてほしい。

    ⇒CODに関するデータを我々はもちあわせていないが
     他の調査隊の情報から、上流から尾頭橋付近までコイが見かけられることが判明


Aひょっとこ
・臭いの状況を把握するため、風速を0m/s〜3m/sくらいまで簡易的に測定している。
・波の状態も水質に影響を与えると考えて調べているので、他の調査隊も参考にしてほしい。

B中部大
・ゴミの観測時間を短くした方がいいのではないか

   ⇒当初5分間観測の原案から、2分間に修正

・泡の発生状況は、右岸と左岸を区別して調べてみた方がいいのでは。

   ⇒報告フォームに反映することとする

      事務局注: 右岸は上流から下流を見て右側の岸
              左岸は   同じく     左側の岸



C名工大河川
・五条橋において干潮のときに船が通るとヘドロを巻き上げ、水質に大きな影響を与えているため、
 船の項目も調査票に入れた方がいいのでは。


Dサスティナブル研究会
・納屋橋での調査で船が通ったことは無いので、船が水質に影響するのかどうかわからない。

・ゴミを調査するとき、どのような範囲で調査するのか基準がわからないため、基準を教えてほしい。


E愛工自然環境
・金城橋から下流10mくらいを見てゴミの調査をしている。

   ⇒ゴミを観測する範囲は、大体写真に納まる程度の範囲内で
    2分間川を観察した結果を記入することに統一することとした。


・泡は、左岸の護岸から2mくらいの位置で川底から発生している。


F水問題研究所
・城北橋で週に1回調査をしている。

・水質への干満の影響を表現するのが難しい。
 そのため、調査報告を時間で報告するのではなく、30分刻みで報告した方がいいのでは。

    ⇒プログラム上可能であれば対応する。

・水の汚れに対しては、意外にきれいだと感じたが、ゴミのせいで川の印象を悪くしている。

・堀川をきれいにするためには、ゴミを減らすことが大切


G鯱城・堀川と生活を考える会
・それぞれの観測地点において特異性がある。

・干満差、流速、流量等が水質へかなり影響を与えている。

・ゴミが多い。上げ潮時に調査するとゴミが逆流している。
  
    ⇒下流から逆流してくる場所と、上流から流れてくる場所があるのでは?
      ゴミが投棄されやすい場所があるのではないか?
      そういう場所をみんなの調査で特定してゆきたい。


・城北橋では、薬品の臭いがある。

・わが調査隊では、水質判定のマニュアルを作っている。


H中日本建設コンサルタント(株)かわせみ
・潮によって、川の姿が違う。

・市民一人ひとりが自分たちが川を汚していると認識することが大切

・錦橋できたいないと感じるときは、雨の後、大潮の干潮時、大潮の上げ潮時である。


I地球倶楽部
・堀川下流はきたない。

・周りからきたないといわれるほどは、調査してきたないと思わなかった。

・きたいない原因は、ゴミである。

・ボラの稚魚がたくさん泳いでいた。


Jエスペランサ    調査地点:きらく橋
・フジツボとクラゲが多かった。

・ボラの稚魚の大群がいた。

・大潮の時、臭いが臭かった。


Kゆりの会
・潮によって川の状態が違う。

・生活排水を何とかしたい。

・ゴミを減らすべきである。

・中土戸橋近辺の左岸側も歩けるようにしてほしい。
 
     ⇒納屋橋〜錦橋間はかなり整備された。
       納屋橋〜天王崎橋間もこれから整備されよくなってゆく。
       市民の声をあげて、良い場所をみんなでつくってゆきましょう。

・名城処理場のろ過装置は、現在どのようになっているのか。

     ⇒現在2010年の高度処理実現に向けて検討中です。
       (名古屋市下水道計画課)



L星光桜橋
・毎日堀川を見て観測している。
 定点観測は月に2回している。

・桜橋の清掃している。皆様もどうぞ清掃に参加してほしい。



   おともだちを誘って、みんなでたいっぱい調査隊、応援隊を作りましょう。

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     ⇒社会実験に関する新聞報道はこちら




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