|
堀川1000人調査隊2010、第1ステージの市民調査隊(定点観測隊など)による
調査結果がまとまりました。
この報告は、第1回調査隊会議で発表され、参加者の意見も踏まえて今後の調査活動に
生かされることになりましたのでご紹介いたします。
詳細は下記をご覧ください。
⇒第1ステージ調査結果報告はこちら
ポイントは次の通りです。
1.第1ステージは6月30日までということでしたが、その後も熱心な調査隊からの報告が
寄せられ、4月22日~7月31日までに、44隊から合計312件の報告が届きました。 |
|
|
|
|
|
2.市民による調査結果からは、「透視度」について、木曽川導水の影響と推測される
改善傾向が納屋橋付近までうかがわれました。
ただし、透視度は1日のうちでも、干潮・満潮の時間帯によってばらつきがあり、
また、天候や庄内川の透視度そのものも日々変化していることから、第1ステージの
結果のみで判断することは難しいと考えます。
また季節要因も影響することが考えられ、最低1年間のデータ集積が必要であると
思われます。
調査隊会議では、その点を参加者全員で確認しあい、今後も息ながく、多くの市民で
データを集めてゆくことを申し合わせました。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
3.水の汚れをあらわすCOD調査については、2倍希釈法と簡易パックテストを使って測定しましたが、
市民から寄せられた報告では、『16以上』というものが多く、実質的に測定結果の集計が
できませんでした。
一方行政による正式な調査では、CODが16を超えないケースが多く、市民による簡易パックテストと
正式な調査との数値に乖離があることが判明しました。
今回使用した低濃度パックテスト(1~8まで測定可能)では、1~8までのCODが1単位ずつ
細かくはかれるメリットがあり、2倍希釈法と組み合わせることにより、より正確な数値の把握が
できることを期待して調査隊事務局が採用いたしました。
しかしながら今回の集計結果で、現状のままではデータの集積が困難であると判断し、
第2ステージからは、高濃度パックテスト(1~100まで測定可能)を使用することとし、
当日の参加調査隊に配布されました。
高濃度パックテストは、測定の刻み幅が広すぎるという難点もありますが、堀川のCODデータを
測定するには向いている可能性もありますので、今回実験的にこれを使っていくことに参加者全員で
申し合わせいたしました。
事務局注:
高濃度パックテストは、堀川の原水でそのまま調査してください。
2倍希釈は、しないようにお願いします。
|
|
|
4.そのほか、「水の汚れ」、「水の色」、「水の臭い」、「泡の発生」については、木曽川導水による
影響との明確な因果関係が、今回の第1ステージの集計結果からは読み取ることが
できないことが報告されました。
まだ、第1ステージだけの調査では期間的に不十分であり、今後の調査でデータ集積を
すすめることとしました。
5.生物について
2010年には、名古屋市が生物多様性条約締約国会議(COP10)を誘致しており
生物の状況に関してはこれからの変化をみんなで見てゆこうということになりました。
6.ゴミの状況について
木の葉、枝などの自然ゴミのほか、プラスチック容器・お菓子の袋、そして家庭ゴミの
分別を嫌がって川に投げ込んだと見られるゴミが目立ちました。
これらのゴミが、川に直接投げ込まれたものか、岸辺に捨てられたものが風によって
水にはいったものなのか、その原因も探ってゆくため、今後陸上のゴミも調べてゆこうと
いうことになりました。
7.第2ステージに向けて
第1ステージで提議された問題点をもとに、調査項目を検討し、フォームを改正することに
なりました。
参加者全員で検討したフォームをもとに、近日中にフォームを修正してホームページから
ダウンロードできるようにすることとなりました。
なお、本日(9月8日)をもって、第2ステージを開始し、、終了を12月16日とすることで
全員一致で可決、2月中をメドに集計結果をまとめるというスケジュールを決定いたしました。
また堀川を愛する市民の輪を広げることが堀川浄化を実現するためには大切であり
堀川応援隊をみんなの力で増やしてゆこうという申し合わせをいたしました。
|
|
|
|
|
|
おともだちを誘って、みんなでたいっぱい調査隊、応援隊を作りましょう。
⇒募集要項はこちら
⇒申し込みフォームはこちら
⇒社会実験に関する新聞報道はこちら
|
|
|
みんなで堀川がきれいになるように応援しましょう!
|
|