堀川を清流に
  堀川1000人調査隊2010

         活動の記録



 

    第20回 堀川一斉調査の結果をまとめたものをご紹介します。

      実施日 2024年10月25日(金)

      堀川全域


      今回は、調査日前々日にまとまった雨が降った影響で

      当初狙った、大潮の時と小潮の時の比較がうまくできませんでした。


      しかしながら、雨によって白濁した水塊が、庄内川の導水に押されて

      猿投橋から天王崎橋付近まで押し流されてゆく様子が、市民の目で確認

      記録することができました。

      水位の変化の小さいときに、庄内川の導水が希釈しながら水塊を下流に
  
      押し流してゆく様子が確認できたことで、今後、木曽川からの導水など

      新たな水源の確保による確かな期待が膨らみました。





事務局より   令和7年2月8日(土)

  昨年、10月25日(金)に実施していただいた、第20回 堀川一斉調査の結果について
 集計、分析が完了いたしましたので、その結果をまとめたものをご紹介します。


  今回の一斉調査は、
   「水位の変化の小さい小潮の時の堀川の様子を市民の視点と感覚で調べる」

   ということを狙いとして実施しました。

 
  それは、前年10月に実施した、大潮の時に調べた堀川の様子と比較をするという狙いもありました。

    ⇒前年10月に実施した、第18回堀川一斉調査のまとめはこちら


  しかしながら今回は、調査の2日前にまとまった降雨があり、その結果、庄内川や
 合流式下水道の雨水吐(うすいばき)から濁った白い水が堀川に流出してしまい、
 その影響で、25日の調査当日の水の汚れの印象に悪影響を与えてしまったため
 前年との比較という狙いについては、うまく評価できませんでした。



  一方で、水位の変化の極めて小さい小潮の日、すなわち潮汐による水の流れの影響が
 非常に小さい日において、2日前の降雨によって堀川上流部に流れ込み、上流部に停滞していた
 白濁した水塊が、調査当日、庄内川の導水によって、少しずつ希釈されながら
 猿投橋から天王崎橋付近まで、刻々と異動してゆく様子が、市民の目によって確認され
 写真で記録されました。


  これによって、潮汐の影響の少ないときに、毎秒0.3トンの庄内川からの導水が
 白濁した水塊を下流に向かって押し流す力が、どの程度のものであるのかが
 見えてきました。


  このことは、今後、木曽川からの導水など、新たな水源の確保による効果に
 確かな期待をいだかせてくれることにつながりました。



  自前の水源のない堀川は、名古屋港から見て入江のような地形になっているため
 水が停滞、滞留しやすく、水質浄化のネックになっていますが、上流から希釈しながら
 押し流す効果が増えれば、水中の浮遊物(有機物を含む)の沈降や、
 浮遊ごみなどの滞留等を減らす効果が期待できます。


  また、今回は残念ながら2日前の降雨による影響で、大潮の時と小潮の時の比較が
 うまくできませんでしたが、今後、小潮の時の一斉調査を継続することで、大潮の時との比較
 降雨のあった時となかった時の比較ができ、堀川の一層の実態解明につながると
 考えています。


  以下に、調査のまとめの抜粋をご紹介し、その下に、今回のまとめのレポートの全体を
 掲載しておりますので、ご覧ください。




10月23日に降ったまとまった雨による濁った水塊が、24日にはまだ猿投橋付近に
残っていました。

一斉調査当日の25日には、その白濁した水塊が、徐々に希釈されながら、
時間の経過とともに下流に向かって、天王崎付近まで押し流され、移動してゆく様子が、
市民の目で確認され写真に記録されました。

堀川は、いつもは名古屋港の潮汐の変化によって堀川の流れは影響を大きく受けるのですが、
一斉調査の日を、非常に水位の変化の小さい小潮の日に設定したことにより、潮汐の影響を
ほとんど受けない状態で、庄内川の導水が下流に向かって、水塊を希釈しながら押し流す力が
どのようなものであるかを確認することができました。


降雨のあった23日の次の日(10月24日)の朝と、その翌日(10月25日)の朝の様子を
比較したものです。

猿投橋から城北橋にかけて、庄内川の導水に希釈されながら、白濁した水塊が移動して
いることがわかります。




10月25日の朝から午前中にかけての様子です。

白濁した水塊は、早朝には中土戸橋を通過し、下流に向かって移動していることがわかります。



午前11時から11時22分頃にかけて、少しずつ白濁が希釈されながら天王崎橋付近まで
白濁した水塊が押し流されてきていることがわかります。








第20回堀川一斉調査の結果をまとめたレポートを下記にご紹介します。

 なお、PDFはこちらからダウンロードできます。  ⇒PDFのダウンロードはこちら









  下記は、2024年9月5日に発信した関連記事で、
  第20回堀川一斉調査の狙いなどをご案内したものです。




    第20回 堀川一斉調査のご案内
       
      実施日 2024年10月25日(金)

      堀川全域




事務局より    令和6年9月5日(木)

  次回、第20回堀川一斉調査を、下記のように10月25日(金)に実施いたしますので
 ご案内します。

  今回の一斉調査は、小潮で水位の変化の小さい日を選びました。


  ただし、ご都合によっては、その前後の日に調査をしていただいてもかまいません。



  昨年の同時期の一斉調査では、大潮の日を選んで調査を実施しました。

 今回は、あえて小潮の日を選ぶことによって、大潮と小潮の時の堀川の様子を
比較したいと考えています。


  
  ご都合のつくかたは、ぜひ一斉調査にご参加ください。

  詳細は下記にてご確認ください。

   ⇒PDFのダウンロードはこちら







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