堀川を清流に
  堀川1000人調査隊2010

         活動の記録



     第33回調査隊会議が開催され、官民66名が出席しました。

      
       名古屋市からは、堀川・新堀川の水質浄化に向けた取り組み状況についての
       報告がありました。

       また市民からは、木曽川導水に期待される効果、導水の効果を減殺しかねない要因について
       指摘しました。



      
  日時   令和5年10月21日(土)   13:30〜16:00

        場所   桜華会館
 (名古屋市中区三の丸)


          ⇒市民調査隊によるレポートはこちら

          ⇒名古屋市によるレポートはこちら

          ⇒名古屋市が進めている「堀川・新堀川の水質浄化に向けての取り組み」の報告はこちら

          ⇒木曽川水系連絡導水路事業の説明はこちら

          
⇒前回(第32回)の調査隊会議の様子はこちら

     



事務局より   令和5年10月21日(土)


 令和5年10月21日(土)、第33回調査隊会議が、熱田区の名古屋国際会議場で開催され、
 今回も、市民、行政あわせて66名にご参加いただきました。

 この日の市民報告では、私たち市民が期待している木曽川からの導水について、
 これまで蓄積してきた市民の調査結果から、導水に期待される効果が報告されました。

 また同時に、市民調査の結果から考えられる、導水の効果を減殺しかねない要因について
 行政に対して指摘がなされました。

 また特筆すべきこととして、私たち市民が集めたCODのデータと「におい」のデータの関連性を調べ
市民のパックテストの数値が16を下回ると、「市民はにおいをあまり感じなくなる」ということが
わかってきました。

 これは、行政が施策を打ってゆくときのCODの目標数値として使える、ということになります。

 この日の会議では、今後、名古屋市が堀川浄化の施策を検討してゆく資料として、正式に
堀川1000人調査隊の集めたデータを使わせてほしい、という申し出が名古屋市からあり
会議に出席した市民調査隊員の全員の賛成によって承認される、という歴史的なことがありました。



 その内容については、下記のページに詳しく掲載してあります。

 ⇒市民調査隊によるレポートはこちら


 
 また名古屋市からは、木曽川水家連絡導水路事業を推進する立場への方向転換後、
 これに伴って国に提案している「堀川への木曽川導水」を含む、今現在名古屋市が
 検討している「堀川・新堀川の水質浄化に向けた取り組み」の状況についての
 報告と説明がありました。

  ⇒「堀川・新堀川の水質浄化に向けた取り組みについて」はこちら

 
 また、緑政土木局、上下水道局、環境局のそれぞれの取り組みについて報告がありました。


   ⇒名古屋市によるレポートはこちら

 
 この日の様子(写真)や、新聞記事を下記に掲載しています。



中日新聞 2023年(令和5年)10月24日(火)より 


第33回調査隊会議の様子です。
冒頭、挨拶をされた、堀川1000人調査隊事務局人調査隊2010実行委員会
会長の阪野輝夫さん。(左端)


会場の光景です。



会場の光景です。

会場の光景です。

最初は、いつものように、市民調査の結果から、
トピックスを事務局が報告しました。

詳細は、下記でご覧ください。

 ⇒市民調査隊によるレポートはこちら




休憩のあと、名古屋市から、緑政土木局、上下水道局、環境局の
各局の堀川・新堀川の浄化に向けた取り組みが報告されました。

また、今年にはいってからの、水質浄化に向けての取り組みと
今後の施策についての説明がありました。

詳細は、下記でご覧ください。

 ⇒名古屋市の各局の取り組みはこちら

 ⇒名古屋市の今後の総合的な取り組みはこちら


会場からは、様々な質問が出ました。


浅層地下水を浄化に使うのは良いが、その地下水の涵養の方は
大丈夫でしょうか、というような突っ込んだ質問もありました。

また、中川運河から松重黄門を通じて海水が循環するのであれば
中川運河の水質改善も一体として考えなければいけないのでは
ないかという指摘も出ました。



大同大学の大東先生からは、松重黄門でヘドロの調査をした時の
経験から、川幅が急に広がっている水域があると、流速が落ち
ヘドロが堆積しやすいので、川幅への対策を含めた施策の検討が
必要ではないかという指摘もいただきました。


環境局からは、地下水の涵養についても、水循環という視点から
取り組みを進めているという丁寧な説明をいただきました。







堀川で問題となっている中流部での水質改善については
三の丸地区での分流化の計画や、中流部地域での
雨水幹線の計画について説明を、上下水道局からいただきました。

また、大きな施策であるが故の、実現までのスケジュール感は
どうなっているのかという質問に対しても、答えられる範囲内での
ぎりぎりの丁寧な回答をいただきました。


この日、堀川クルーズを体験してきて、中流部の状態も
快適でした、という報告も参加者からいただきました。








緑政土木局の河田局長は、質疑応答の中でも、しばしば
市担当者にかわって、非常に高度な立場から、市民に対して
すべてに対してわかりやすく、丁寧な説明をいただき
私たち市民の理解もとても進んだと思います。


最後には、堀川1000人調査隊の皆さんと一緒になって
木曽川導水の実現、堀川浄化に向けて力を尽くしてゆくので
ご支援、ご協力をお願いしますと締めくくられました。




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