堀川を清流に
  堀川1000人調査隊2010

         活動の記録



     第31回調査隊会議が開催され、官民65名が出席しました。

      
       最近の堀川の課題を市民調査隊側がデータで浮き彫りにし

       その解決に向けて、活発な意見交換が行われ、

       官民で新たな一歩が進みました。

      
  日時   令和4年10月15日(土)   13:30〜16:00

        場所   名古屋国際会議場


          ⇒市民調査隊によるレポートはこちら

          ⇒名古屋市によるレポートはこちら

          
⇒前回の調査隊会議の様子はこちら




事務局より   令和4年10月15日(土)


 令和4年10月15日(土)、第31回調査隊会議が、熱田区の名古屋国際会議場で開催され、
 今回も、市民、行政あわせて65名にご参加いただきました。

 会議では、まず冒頭に、第31ステージで市民の調査結果をまとめたレポートについて
事務局から報告をしました。

 ⇒市民調査隊によるレポートはこちら


 今回は、この活動が始まってから、丸15年が経過し、この間、市民と行政の協働によって
堀川の状況が大きく変化したこと、

 堀川の水環境は、長期間かけて改善傾向にあるものの、昨年春から夏の29ステージ、
今年の春から夏の31ステージはやや足踏みが見られること。

 しかし、昨年より今年は、「におい」について、やや改善に向かっていること、

 その理由として、コロナ禍で、29ステージは堀川に遊覧船がほとんど走っていなかったが
31ステージは、実験的な定期運航が行われたことが考えられること

 などが冒頭に報告されました。


 そのあと、この31ステージに確認されたトピックスについて報告されました。

 その内容は次の通りです。

 1)堀川上流部の、城北橋から猿投橋の間では、北清水橋の印象が目立って悪くなっている。

   その要因は、ごみと泡にあって、北清水橋はその二つの要因が重なりやすい場所に
   なっている。

   ただ、2007年から2010年の3年間、木曽川からの導水実験が行われていた時には
   北清水橋付近は最も効果が現れた場所であり、もし、今後木曽川からの導水が
   復活したら、一気に問題が解決することが考えられる。

 2)31ステージになって、路上のごみ、水面のごみが目立つようになってきている。

   これは、コロナ禍の中で、市民の3密回避の行動が関係しているのではないかと考えられる。

   浮遊ごみ、路上ゴミの現状を報告し、コロナとの関係を考察し、報告した。


 3)浄化のために堀川上流部に植えられたヨシの枯草が、皮肉にも浮遊ごみとなって
   堀川の水面を汚しているている現況を、前回の会議で報告したが、その後わかった
   ヨシの生育の状況について報告した。

   冬場に手入れ(刈り取り)されている場所と、刈り取りされていない場所において、
   ヨシの生育状況に、この夏、明らかに差があったことが報告された。

   手入れされていないヨシは、前年のヨシを水際に押し倒しながら生えてきたため、
   前年の枯れたヨシが水面を浮遊するごみになっていた。

   また手入れされていない場所に生えたヨシは、手入れされていた場所に生えたヨシよりも
   明らかに早く枯れ始めている。

 4)堀川上流部で今年は水草が大量に生育し、それが下流に流れて浮遊ごみとなっていたことが
  報告された。




 また、名古屋市からも、現在進められている堀川・新堀川の浄化施策について
緑政土木局・上下水道局・環境局から、それぞれ発表がありました。

   ⇒名古屋市によるレポートはこちら

 
 これらの報告の後、市民と行政の間で、活発な質疑応答、意見交換が行われました。

 市民から出されたいくつかの提案、提言については、名古屋市が今後、早急に対応するもの
 時間をかけて検討してゆくものがありましたが、堀川や新堀川のこれからの水環境の改善にむけて
 活かされてゆくことになりました。



第31回調査隊会議の様子です。
冒頭、挨拶をされた、堀川1000人調査隊事務局人調査隊2010実行委員会
会長の阪野輝夫さん。


会議は、服部宏事務局長の進行で進められました。



服部事務局からの市民レポート発表



会場の様子。
感染対策のため、広い会場でディスタンスを確保しています。


参加した市民からは、行政の施策への疑問点の確認や
様々な提言がありました。




水上ドローンによる浮遊ごみ回収の実験については、
ぜひ地元名古屋の企業からの参画をはかって欲しいという
市民からの要望もありました。



名古屋市からは、緑政土木局、上下水道局、環境局の
幹部の方からスタッフの方までご出席いただき、市民からの
質問や要望について、くわしくお答えいただきました。

市民から出てきた要望事項や、提言などについては、今後の対応について
すぐに対応できるもの、時間をかけて検討するものなど、いろいろありましたが
ひとつひとつ丁寧にお答えいただきました。

参加いただいた大同大学の大東教授。
この堀川1000人調査隊のように、長い期間、いろんな人が集まって
一緒に活動を続けてゆくことがとても大切です、というコメントをいただきました。




最後に感想を述べ、挨拶をされた、緑政土木局の河田局長。

数年前には、河川部長として堀川1000人調査隊会議にも
参加されていて、この会議のことについてもとてもご理解が
深い局長さんです。





   おともだちを誘って、みんなでたいっぱい調査隊、応援隊を作りましょう。

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