事務局より 令和3年6月22日(火)
堀川1000人調査隊事務局では、これまでの調査隊の皆さんからの報告や、生き物の様子などから
堀川の水質改善がかなり進んできていることを確信していますが、今回、2010年度から2020年度までの
調査隊の皆さんが蓄積した水質調査のデータを洗いなおして、改めてその実態を確認しました。
2010年度は、木曽川導水が停止したあとであり、導水の影響を受けていないため、水質に影響を与えているのは
名古屋市の水質改善の施策の効果が大きいと考えていますが、屋形船や工事船の運航による攪拌効果、
さらには、市民の意識の変化による清掃活動の活発化、家庭から油を流さないなどの啓発活動なども
それなりの効果を発揮しているのではないかと考えています。
今回のレポートの要旨(結論)は次の通りです。
なお、分析に使用したデータは、調査当日は雨が降っていない日のものに限定しました。
そして、その前日に雨が降っていたデータと、前日は雨が降っていなかったデータに分けて整理をいたしました。
1)堀川は、この10年間で、全般的にきれいになってきている。
特に松重橋から下流の大瀬子橋の間で改善が顕著である。
2)雨が降ると堀川は汚れる、というのが定説であったが、この10年の間に、雨の後の堀川も、少しずつ
きれいになっている。 (これは非常に大きなことです)
3)一方で、朝日橋から松重橋の間の都心部を流れる中流部については、(残念ながら)改善が遅れている
4)月別で見ると、全般的に改善傾向で、特に11月と12月は印象が良い。
5)一方で、6月〜9月は印象が悪く、特に7月〜8月の改善が遅れている。
気温が高く、降水量が多い期間と一致している。
以下に、今回の事務局レポートの詳細をご紹介します。
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