堀川を清流に
  堀川1000人調査隊2010

         活動の記録



     堀川・新堀川のDO・塩分濃度の同時観測資料について

       観測日   2018年9月3日 2018年11月8日

       資料提供   名古屋工業大学河川研調査隊
                  富永晃宏教授




事務局より   平成31年2月23日

   名古屋工業大学河川研調査隊を率いる、富永晃宏教授から、堀川と新堀川の
   DO(溶存酸素)、塩分濃度について同時観測を実施したときの資料のご提供を
   いただきましたので、ご紹介します。


   なお、このデータについての解説は、事務局で作成したものを、富永教授のチェックをいただいた上で
  掲載していますのでご了承ください。


   資料の解説(事務局 記)

1.9月3日 比較的潮の動きの少ない日です。

  新堀川・堀川の合流点に近い、堀川(白鳥橋)と新堀川(内田橋)を比較。

   DO(溶存酸素)について
    
     新堀川は潮の動きによる変動が表層から深いところまで、ほとんどなかった。

     堀川は、潮があがってその後下がってくるにしたがって、表層部から水深2m付近まで
     DOが増えていった。


   塩分濃度について

     新堀川では、時間帯による塩分濃度の変化は、表層から深いところまで、ほとんどなかった。

     堀川では表層部分の塩分濃度に若干の変化があった。

     
これらのことから、堀川と比べて、新堀川は干満による水の入れ替わりが少ないのではないか
     ということが類推される。



2.11月8日 比較的潮の動きの大きな日です。

   合流点より少し上流の堀川(山王橋)と法螺貝橋(新堀川)を比較。

   新堀川では、時間帯による塩分濃度の変化が少なく、 水が二層化していて
  あまり攪拌が生じていない。

   堀川では、時間帯により塩分濃度の変化が起きており、表層部と深い部分で
  混合が起きていることが類推される。

   新堀川では、DOは一日を通じて非常に値が低かった。

   堀川では潮の動きにあわせて分布が変化しており、上げ潮時には比較的浅い層まで
  貧酸素化していたが、下げ潮時には2m付近までDOの高い層が出現した。

   
以上の事から、潮の干満の大きな日には、堀川では、水が表層、下層で混合しているが、
   新堀川ではあまり水が入れ替わっていないことが類推される。

                                                     以上





   おともだちを誘って、みんなでたいっぱい調査隊、応援隊を作りましょう。

     ⇒募集要項はこちら

     ⇒申し込みフォームはこちら

     ⇒社会実験に関する新聞報道はこちら




    みんなで堀川がきれいになるように応援しましょう!
                   ホリゴンをクリックするとメールできるよ。
                   メールには、名前と電話番号を記入してね。


⇒TOPに戻る       ⇒活動記録目次へ戻る