堀川を清流に
  堀川1000人調査隊2010

         活動の記録



     秋の堀川の様子
       
       レポート  中日本建設コンサルタント(株)かわせみ調査隊

       日時    平成30年11月26日(月)

      



事務局より   平成30年11月26日(月)

 中日本建設コンサルタント(株)かわせみ調査隊からいただいたレポートをご紹介します。


秋の堀川の様子

 かわせみ調査隊です。
 大潮の干潮時間帯(11月22日、23日)に堀川の様子を見てきました。

■志賀橋下流の川底が改善

 以前、志賀橋下流の川底には、ヘドロと浮泥が堆積していました。

 しかし、今回は砂の川底が見える場所がありました。

 そこにカモの仲間が集まり、砂底に嘴をつっこんで餌を探して食べていました。

 食物連鎖の一端が見え、堀川の自浄作用の回復に期待が高まります。

 合流式下水道の改善、浅層地下水の供給、瀬淵の設置などによる
 水質の改善が徐々に効いていると考えられます。

 写真1_志賀橋下流の全景
 写真2〜4_志賀橋下流の川底の様子


■中・下流域の貧酸素化が改善

 白鳥付近の水際に小さな貝がびっしりついていました。

 今までに見たことのない状況でした。

 イガイの仲間だと思います。

 外来種ですがイタリア料理、フランス料理で使われるムール貝の仲間です。

 もしかしたらと思い、納屋橋でも水際を調べたら、
 白鳥付近よりも少なかったですが、やはり同じ貝がついていました。

 イガイの仲間は、一度着床すると自分では動けません。

 
これが成長しているということは、水の中に酸素がある状態が続いている証拠です。

 堀川・新堀川のヘドロ除去、覆砂、浅層地下水の供給、
合流改善、露橋浄化センターの高度処理、船の航行などなど、
複合的に効いてきていると考えられます。

 水温が高くなる来春以降、どのような状態になるのかも、注意深く観察する必要が
あります。

 写真5_白鳥付近_全景
 写真6_白鳥付近_水際の様子
 写真7_白鳥付近_イソシギ
 写真8_白鳥付近_イガイの仲間
 写真9〜10_納屋橋_イガイの仲間

写真1 志賀橋下流の全景


写真2 志賀橋下流の川底の様子


写真3 志賀橋下流の川底の様子


写真4 志賀橋下流の川底の様子


写真5 白鳥付近_全景


写真6 白鳥付近_水際の様子


写真7_白鳥付近_イソシギ



写真8_白鳥付近_イガイの仲間



写真9_納屋橋_イガイの仲間



写真10_納屋橋_イガイの仲間






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