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堀川を清流に |
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堀川1000人調査隊2010
活動の記録 |
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第22回 堀川1000人調査隊会議にて報告された事柄
名古屋市による、堀川浄化の取組みについてのレポートをご紹介します。
平成30年2月17日(土) 於:名古屋都市センター
⇒第22回調査隊会議の様子はこちら
⇒市民による調査報告はこちら
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事務局より
平成30年2月17日(土)、名古屋都市センターで開催された
第22回堀川1000人調査隊会議で、名古屋市から報告された
名古屋市の堀川浄化に対する取組みのレポートを抜粋してご紹介します。
なお、レポートの全体は、下記のPDFでご覧いただけますのでご利用ください。
⇒PDFデータのダウンロードはこちら
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緑政土木局から
平成26年度に実施した五条橋〜中橋区間、約300mの
覆砂による浄化実験では、堀川1000人調査隊の調査結果においても
名古屋市独自の調査においても、堀川浄化につながる効果が
次のような観点で確認されました。
干満によるヘドロの巻き上げの抑制がみられたこと
水際の透明感の改善されたこと
生き物が目立つようになったこと
この成果を踏まえて、29年度は、巾下橋〜錦橋区間、約1,100m
において、覆砂区間を拡大する工事を実施することになり、12月より
工事が始まりました。
新堀川においては、29年度で、中流部のヘドロの堆積状況を把握、
すでに昨年度までに実施していた上流、下流部の調査結果とあわせ
ほぼ全域でヘドロの堆積状況が把握できました。
うち、下流部(堀川と新堀川の合流点)で約2mの堆積が確認できた
ヘドロについて、29年度内に完了する計画で、ヘドロの浚渫が始まりました。
また、課題となっている新堀川上流部の悪臭対策についても
前回(第21回調査隊会議)で、市民から要望のあった、上流部の
早期浚渫を実現するよう、30年度予算に組み入れすることができました。
上下水道局からは、前回の会議で紹介した施策を引き続き
継続実施中である旨、報告がありました。
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以下は、平成29年9月9日付けで掲載した関連記事です。
事務局より
平成29年9月9日(土)、名古屋都市センターで開催された
第21回堀川1000人調査隊会議で、名古屋市から報告された
名古屋市の堀川浄化に対する取組みのレポートを抜粋してご紹介します。
なお、レポートの全体は、下記のPDFでご覧いただけますのでご利用ください。
⇒PDFデータのダウンロードはこちら
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緑政土木局から
平成26年度に実施した五条橋〜中橋区間、約300mの
覆砂による浄化実験では、堀川1000人調査隊の調査結果においても
名古屋市独自の調査においても、堀川浄化につながる効果が
次のような観点で確認されました。
干満によるヘドロの巻き上げの抑制がみられたこと
水際の透明感の改善されたこと
生き物が目立つようになったこと
この成果を踏まえて、29年度は、巾下橋〜錦橋区間、約1,100m
において、覆砂区間を拡大する工事を実施することになりました。
新堀川においては、29年度で、中流部のヘドロの堆積状況を把握、
すでに昨年度までに実施していた上流、下流部の調査結果とあわせ
ほぼ全域でヘドロの堆積状況が把握できました。
うち、下流部(堀川と新堀川の合流点)で約2mの堆積が確認できた
ヘドロについて、29年度内にヘドロの浚渫を実施します。
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堀川のヘドロの浚渫については、順次実施してきていますが、今年度は
松重閘門付近の浚渫を実施します。
水源の確保として、一年におおよそ1本ずつ、浅層地下水の活用のための
井戸とポンプを設置してきていますが、今年度は、金城橋上流付近
(八王子中学校付近)にポンプを設置します。
これで累計8本目の井戸となりますが、10本を目指して、これからも
ポンプの設置をしていく予定です。
(会場からの質問に答えて)
一本ずつは、毎秒0.01トンと少量ですが、これは地下水のくみ上げ規制の
範囲内で周りの環境に配慮しながらおこなっているためで、ひとつひとつは
少量であっても、数を増やすこと、色々な場所に設置することで、全体として
堀川の水環境を改善することになると考えています。
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上流部の夫婦橋付近では、瀬淵の形成を行い、水の流れに
変化を持たせることによって、川の自浄能力の向上や生き物の
生息環境などの水環境の改善をはかります。
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上下水道局から
名城水処理センターに設置したろ過装置によって、下水処理水の
放流水に含まれる小さな汚れは、設置前の3分の1以下に減っています。
また、名城水処理センターに、今年度から31年度の稼働開始を目指して、
新たな装置(簡易処理高度化施設)の設置を行います。
この装置は、従来雨天時に大量に水処理センターに流入する汚水は
処理能力を超える分について、その原水を沈殿処理したうえで消毒を実施して
川に放流していました。
つまり、現在、雨天時には、微生物による下水処理が追い付かなくなるので
微生物処理できない部分については、沈殿処理と消毒だけがなされて
放流されているため、まとまった雨が降ると、それが堀川への汚濁物質
流入の原因となっています。
その状況を少しでも改善するため、沈殿の代わりに、特殊ろ材を用いて
ろ過処理し、そのろ過水を消毒して堀川に放流するようにしようというのが
この簡易処理高度化施設設置の狙いです。
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合流式下水道の改善のための堀川左岸雨水滞水池については
平成30年度に稼働を予定しています。
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合流式下水道改善のための、ごみ除去装置の設置は
今年度は1か所を設置予定で、全体の計画126か所のうち
112か所目となります。
また城北橋付近に設置したごみキャッチャーについては
ごみを補修するフェンスの張り方を改善した結果平成27年度から
回収するごみが増え、効果を発揮しています。
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下水再生水の利用については、9月から露橋水処理センターの
供用が開始しました。
⇒露橋水処理センターに関する資料はこちら
露橋水処理センターからは、高度処理水が、毎日6万トン
供給されます。
そのうちの3万トンは、笹島の堀留の浄化のために堀留に
送られ、残りの3万トンは、露橋の水処理センターから
直接、中川運河に放流されます。
中川運河には、以前より、毎日7万トンの名古屋港の海水が
中川口閘門を経て、中川運河に取り込まれています。
今後は、海水7万トン+堀留に放流される高度処理水3万トン
+水処理センターから放流される3万トン=13万トンが、
中川運河の浄化のために使われます。
この中川運河の水は、松重閘門のところに設置されたポンプによって
堀川に放流されており、今後は毎日13万トンの水が
名古屋港⇒中川運河⇒堀川⇒名古屋港という時計回りのルートで
循環することになります。
こうした水循環が、中川運河にとっても堀川にとっても水環境
改善のために大切な事と考えられていますが、露橋水処理センターの
高度処理施設の完成により、従来以上に、水環境改善に期待
されています。
(会場からの質問)
中川運河の東支線、つまり松重閘門の西側には、かなりのヘドロが
堆積しており、これが堀川にポンプで流入する時に、堀川ではかなりの
悪臭や色の悪化を指摘する声が多いのですが、露橋の高度処理だけで
これが改善するとは思えない。
中川運河のヘドロを浚渫する計画はないのでしょうか。
(会場からの質問にこたえて)
中川運河は、名古屋港管理組合の管轄になっており、直接の事業者は
名古屋港管理組合ですが、松重閘門の老朽化したポンプの更新も含め
水質改善策を検討していると聞いています。
同組合と市が協調しながら、全体としての水環境改善をはかって
ゆきます。
(会場から)
ぜひ、あのヘドロを何とかするなど、東支線の水質改善を名古屋港
管理組合にもお願いしてください。
、 |
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露橋水処理センターの処理水は、従来の施設よりも
富栄養化のもととなる、窒素やリンの除去ができるのに加え
最終沈殿池を経た後、急速ろ過を行った上で放流されるため
浮遊物質をより多く除去でき、透視度がさらに向上することが
期待されています。
また、処理水の熱は、地域冷暖房にも活用されます
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下記は、平成29年2月18日付けで掲載した関連記事です。
事務局より
平成29年2月18日(土)、名古屋都市センターで開催された
第20回堀川1000人調査隊会議で、名古屋市から報告された
名古屋市の堀川浄化に対する取組みのレポートを抜粋してご紹介します。
なお、レポートの全体は、下記のPDFでご覧いただけますのでご利用ください。
⇒PDFデータのダウンロードはこちら
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まず、緑政土木局からほりかわの水環境改善に向けた取り組みをご紹介し
そのあと、上下水道局の取り組みについてご紹介します。
緑政土木局からの報告のポイントは次の通りです。
平成28年度は、納屋橋船着場周辺の再開発にあわせ、へどろを除去しました。
夫婦橋付近に新たに瀬淵を施工しました。
平成29年度に予定している実施施策は次の通りです。
五条橋地区で実施している堀川浄化策について
効果が確認できたことから、覆砂施工区間を拡大し
幅下橋から錦橋まで施工します。
新堀川における悪臭対策を実施します。
⇒関連する新聞記事はこちら |
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次は上下水道局からの報告です。
上下水道局では以下のような施策を実施しています。
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事務局より
平成28年9月3日(土)、名古屋都市センターで開催された
第19回堀川1000人調査隊会議で、名古屋市から報告された
名古屋市の堀川浄化に対する取組みのレポートを抜粋してご紹介します。
なお、レポートの全体は、下記のPDFでご覧いただけますのでご利用ください。
⇒PDFデータのダウンロードはこちら
下記に、当日名古屋市から報告されたスライドをご紹介します。 |
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 |
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五条橋〜中橋間で実施している覆砂等の実験について
約1年半経過した時点での中間報告です。 |
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この実験の効果がはっきりとあらわれている指標もありました。
詳細は16ページをごらんください。 |
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生き物の指標を見ても、改善がみられました。
また、当初市民が心配していた砂や浄化材の流出については、
砂は、浄化材よりも流出が少ないことがわかりました。
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覆砂の高さや、勾配による違いによる、ヘドロの堆積状況の
確認も行いました。
高い場所、勾配の急な場所のほうがヘドロが堆積しにくいことが
わかりました。 |
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たまたま8月2日に強い雨が降って、堀川の流れが速くなりましたが
この出水の前後で、堆積したヘドロが押し流され、被覆された場所が
状態が良くなっていることが確認されました。
16ページには現時点での実験のまとめが書かれています。
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再開発が進んでいる納屋橋地区で、それにあわせてヘドロの除去を
今年度行うことが報告されました。
その他従来から行っている名古屋市の施策についても説明がありました。 |
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事務局より
平成28年2月6日(土)、名古屋都市センターで開催された
第18回堀川1000人調査隊会議で、名古屋市から報告された
名古屋市の堀川浄化に対する取組みのレポートを抜粋してご紹介します。
なお、レポートの全体は、下記のPDFでご覧いただけますのでご利用ください。
⇒PDFデータのダウンロードはこちら
下記に、当日名古屋市から報告されたスライドをご紹介します。 |
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 |
堀川上流部では、これまで6か所の井戸を掘って
浅層地下水を流入させ、堀川の浄化をはかってきました。 |
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今年度は、中土戸橋に毎秒0.01トンの水が入る予定です。
ヘドロの除去は、今年度は尾頭橋下流で実施しています。 |
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上流部では、川の自浄機能の向上を図ってゆくため、
瀬淵の形成を実施しています。
これまで平成22年、23年、25年に施工を実施し、
魚類の種類、個体数の増加、底生生物の増加、
植物の生育促進などの効果が確認されています。 |
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今年度は、瑠璃光橋下流で新たな瀬淵の設置工事を
行い、工事が完了しています。
水質の浄化とは直接関係ありませんが、水環境の整備という観点から
五条橋親水広場の整備が11月に完了しています。
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また今年度は、これまで手を付けていなかった、矢田川伏越の
トンネル内にたまった泥の除去も行いました。
堀川が、矢田川の下をくぐるので、普段はこのトンネルは水が
満ちていて浚渫ができません。
1月25日から2月7日まで、庄内川からの導水をストップして
トンネル内の水を抜いて浚渫を行いました。
瑠璃光橋下流の瀬淵の設置工事も、この導水ストップ期間に
並行して行われました。
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伏越の水を抜いた状態でしか撮影できない貴重な写真です。
ポンプで底にたまった泥を吸い上げてゆきます。 |
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吸引車では回収できない、弁当の容器やアルミ缶などの
ごみもあり、ちょっとさみしい思いをしました。
以上の緑政土木局の施策に続いて、上下水道局の施策を
紹介します。
名城水処理センターに平成22年5月に導入された高度処理施設です。
下水処理水を堀川に放流する直前の工程で、ろ過装置(ディスクフィルター)を
通すことにより、BODは導入前より平均で15%削減、SS(浮遊物質)は
平均で60%削減しています。
これにより、堀川の透視度改善、水質向上に効果が出ていると考えています。 |
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合流式下水道では、下水の中のごみが、雨が降ると
堀川に流出してしまう弱点があります。
これを改善するために、「ごみ除去装置」を堀川・新堀川の
雨水吐に取り付けています。
26年度までに、全体計画126か所のうち101か所が設置済みで
27年度はさらに10か所を設置できる見込みです。
今後については、まだ設置できていない場所は、施工が難しかったり
するところが残っていて、設置のペースはやや落ちてしまいますが
順次設置を進めてゆきます。
城北橋の下流に18年度に設置した、愛称「ごみキャッチャー」は
せっかくとらえた浮遊ゴミが、上げ潮になると上流に戻ってしまい
景観を悪くするということが、調査隊の皆さんから指摘されていました。
今年度は、オイルフェンスを少し強く張りなおすなどの改善を実施しました。
その結果、平成25年度年間ゴミ回収実績が0.8トン、
平成26年度0.7トンであったのが、平成27年度見込みは1.2トンに
大幅に実績があがってきました。
市民調査隊からの次の発言でも、その効果が確認されました。
「城北橋や北清水橋でみているが、最近は浮遊ゴミが上流に戻ってしまう
様子はあまりみられない」 |
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合流式下水道の改善策として、雨水の貯留施設の導入も進めています。
堀川右岸雨水滞水池は、平成22年5月に稼働開始しました。
事務局注
調査隊事務局の報告でも、23年くらいから現在まで各種データが
改善傾向にあることが報告されました。
堀川左岸滞水池は、3年後(平成30年度)には稼働開始予定です。
トンネルそのものは掘り終っており、これからは中にコンクリートを
打つなどの仕上げの工事段階にはいります。
また、守山水処理センターで高度処理された下水再生水を、
冬場は庄内用水に流していますが、夏場は庄内用水には
庄内川から導水されているため、その再生水を堀川に流し
堀川の水質改善に役立てています。
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以下は、平成27年9月5日付で掲載した関連記事です。
事務局より
平成27年9月5日(土)、名城水処理センターで開催された
第17回堀川1000人調査隊会議で、名古屋市から報告された
名古屋市の堀川浄化に対する取組みのレポートを抜粋してご紹介します。
なお、レポートの全体は、下記のPDFでご覧いただけますのでご利用ください。
⇒PDFデータのダウンロードはこちら
今回は、五条橋〜中橋間で行われている、ヘドロの上に砂をかぶせる(覆砂)浄化実験について
名古屋市による調査の結果のデータが紹介されました。
これによると、CODが低下傾向にあること、窒素、リンなどの有機物・栄養塩などの値が
小さくなってきていること、など、今後に期待がもてるものがありました。
一方で、臭気など、あまり数値的に改善がみられないものや、むしろ悪化しているものもあり、
現時点ではまだ、きちっとした評価ができないことが報告されました。
そして、まだ今後時間をかけて、実験の効果を検証していく方針であることが報告されました。
また、今年度の新たな水源確保の施策として、中流部の土戸橋付近に、地下水を流入させる
計画があることもあわせて紹介され、新鮮な水が必要な中流部への新たな浄化施策として
期待がもてそうに思いました。
下記に、当日名古屋市から報告されたスライドをご紹介します。
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以下は、平成27年2月15日付で掲載した関連記事です。
事務局より
平成27年2月15日(日)、名古屋都市センターで開催された
第16回堀川1000人調査隊会議で、名古屋市から報告された
名古屋市の堀川浄化に対する取組みのレポートを抜粋してご紹介します。
なお、レポートの全体は、下記のPDFでご覧いただけますのでご利用ください。
⇒PDFデータのダウンロードはこちら
今回報告された、今年度の浄化のための取り組み、特に、五条橋〜中橋間で実施する
ヘドロの上に砂や浄化剤をかぶせて水環境の改善をはかる実験については、参加者の
関心が非常に高く、活発な質問がたくさん出ました。
名古屋市からは、市民調査隊の目線で、においや見た目、生き物の生息状況など
感覚的な調査や、写真・レポートなどのデータの提供をお願いしたいという要請がありました。
それに関連して、実験内容や場所について、市民が現地でも理解しやすいように
わかりやすい表示をしてほしい旨を、事務局から名古屋市にお願いいたしました。
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以下は、平成26年9月27日付で掲載した関連記事です。
事務局より
平成26年9月27日(土)、名古屋都市センターで開催された
第15回堀川1000人調査隊会議で、名古屋市から報告された
名古屋市の堀川浄化に対する取組みのレポートを抜粋してご紹介します。
なお、レポートの全体は、下記のPDFでご覧いただけますのでご利用ください。
⇒PDFデータのダウンロードはこちら
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1
この日の調査隊会議では、名古屋市からも報告がありました。 |
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2
実際に当日報告された順序とは少し違いますが、重要なポイントから
ご説明します。
堀川は自然の水源をもっていないため、地下水などを活用した水源の確保を
はかっています。
予算の関係もあって、一年に1〜2本程度ではありますが、こつこつと井戸を
掘って浅層地下水を堀川に放流しています。
一本ずつの地下水の水量は、毎秒0.01トン程度、これは家庭用の浴槽が
約20秒間でいっぱいになる量であり、決して多いとは言えないかもしれませんが
貴重な地下水を使って確実に水源の確保を増やしてきました。 |
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3
今年度は、8月末に、稚児宮人道橋の脇(左岸)のポンプの設置が完了し
始まり、地下水の放流を始めています。
事務局注
この件について、御用水跡街園愛護会調査隊から質問がありました。
Q&Aの形でご紹介します。
Q: ポンプの稼働後、地下水に含まれる鉄分のためか、護岸の石垣が
まっかになっている。
さかななど、生き物に影響はありませんか?
A: 水質を調査したところ、確かに鉄分で赤くなっているが、特に有害とは
判断していません。このまま様子をみることにしています。
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4
今年度は、さらにもうひとつ、志賀橋上流側の左岸に、井戸を掘る予定です。
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10
今年度はさらに、中流部で護岸際に露出するヘドロ対策の実験にも着手します。
ヘドロの露出時には、悪臭の原因であり、有毒な硫化水素が発生しているので
これを少しでも押さえられないかという実験です。
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実験の概要は次の通りです。
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実験の場所は、五条橋から中橋にかけての両岸、延長約300mです。
この区間では、干潮時に両岸から約3mの幅でヘドロが露出することが
わかっています。
この露出部分に対して、浄化実験を行います。
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実験は、次の5つの方法を実施し、それぞれの実験による改善の効果を測定します。
1番目は、「覆砂(ふくさ)」という方法です。
ヘドロの上に、約30cmの暑さの砂で被覆をします。
この実験の期待される効果は次の通りです。
・栄養塩類の溶出を抑制する ⇒ 水質悪化進行を抑制する
・有毒な硫化水素発生を抑制する ⇒悪臭の解消など
・硫化水素抑制効果などによる、生態系の復元で、さらなる水質浄化への可能性
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2番目の実験は、砂の代わりに浄化剤でヘドロを覆うものです。
⇒浄化剤(クリンカアッシュ)の写真はこちら
期待される効果は、覆砂のの場合に加え、浄化剤の特性による
さらなる効果を期待するものです。
なお、この浄化剤を用いた浄化実験は、広島県内の河川で実施された
実績があり、それを参考にして採用したものです。
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15
3番目の実験は、1番目の実験を少し改良し、ヘドロの上にそのまま
砂をかぶせるのではなく、ヘドロを約30cm除去した後、そこに砂を
かぶせるものです。
事前調査によって、この付近のヘドロの厚みは、約30cmであることが
わかっていますので、30cmすきとると、ほぼヘドロを除去した状態に
なります。
これで1番目の実験との効果の比較をいたします。
4番目の実験は、2番目の実験を少し改良し、ヘドロを除去したのちに
浄化剤をかぶせるものです。
これで2番目の実験との効果の比較をいたします。
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5番目の実験は、鉛直方向にヘドロの浄化を試みるものです。
約40cmのすり鉢状の浸透施設を、1m間隔で護岸に埋め込んでいきます。
この浸透施設を埋め込むことにより、潮汐の干満で浸透施設内に流れを
発生させ、低質に酸素を供給し、その施設周辺の低質の改善を期待します。
期待される効果は、
・酸素の供給により、ヘドロ層を改善する
・生態系の復元による、さらなる水質浄化への期待
事務局注
この件について、御用水跡街園愛護会調査隊から質問がありました。
Q&Aの形でご紹介します。
Q: ポンプの稼働後、地下水に含まれる鉄分のためか、護岸の石垣が
まっかになっている。
さかななど、生き物に影響はありませんか?
A: 水質を調査したところ、確かに鉄分で赤くなっているが、特に有害とは
判断していません。このまま様子をみることにしています。
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この実験装置は、今年度末(27年3月末)までに施工を完了する予定で
1〜2年かけてその効果の有無を検証していきます。
数値的な調査は行政でもちろん行いますが、市民調査隊の皆様には
数値以外のデータ、つまりにおいなどの人間の五感による調査データを
ぜひご提供いただきたいと考えています。
事務局注
この件について、参加した隊員および事務局から質問がありました。
Q&Aの形でご紹介します。
Q: この実験は、ヘドロの浚渫が間に合わないからとりあえず、今一番
問題となっているヘドロだけでもなんとかしよう、という一時しのぎ的な
ものなのではないですか?
A: ヘドロは浚渫はするつもりです。しかしもしこの実験が効を奏して
浚渫しなくてもよい、ということになるかもしれないということもありえるので
そういう意味では、決して一時しのぎ的なものとは考えていません。
Q. 私たち市民には、護岸から見ていても、どの区間で何番目の実験を
しているのかはわかりません。
現地に看板をたてるなり、何らかの表示をしていただかないと、
私たち市民には実験の効果を検証しようとしても、実験の内容が
わからないのですが・・・
A. 設置工事が完了した時点で、市民の皆さんに実験の内容がわかるような
表示の方法を検討し実施させていただきます。
Q. せっかくよい実験をされるのですが、わたしたちは(聞いているから)ともかく
一般市民にはなかなかその情報は伝わりません。
名古屋市が堀川浄化に取り組んでいる、ということをアピールするためにも
上手にマスコミに情報を流して取り上げてもらえるように努力してもらえませんか?
A. これについては、「やります!」という緑政土木局長さんの力強いお言葉を
いただきました。
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