堀川を清流に
  堀川1000人調査隊2010

         活動の記録




   木曽川流域の恩恵の定量分析
    〜森林からの恩恵に焦点をあてて〜」


     「名古屋都市センターの研究報告」をご紹介します。

         


事務局より

 堀川の浄化・再生にご協力をいただき、また木曽川流域の連携事業や研究にも
力を入れている、名古屋都市センターさんから、研究報告書をお送りいただきましたので
ご紹介します。
 

    
(研究テーマ)
 「木曽川流域の恩恵の定量分析 〜森林からの恩恵に焦点をあてて〜」
 
(要 旨)
 本研究では木曽川流域の恩恵の定量分析を行った。森林に着目して
その多面的な機能を整理し、木曽川流域における森林からの恩恵を
限定的な項目について大まかな条件設定をし、貨幣タームで
わかりやすく定量化した。
 
 その結果、木曽川流域の森林からの恩恵を金額で表わすと、
1年間で1兆6千億円であることがわかり、「広義の流域」の
人口一人当たりでは20万6千円であった。
 
 このように金額で表わすことにより、下流地域の人々が上流地域から
受けている有形・無形の恩恵を具体的に実感できるようになる。
 
 また、植林による1年間の費用対効果は最低でも3.2倍であり、
間伐による10年間の費用対効果は5倍であった。
 
 良好な水循環、二酸化炭素の吸収など森林からの恩恵を流域は
享受している。こうした恩恵に対して流域にある市町村は何をすべきかという
大きな課題に直面し、この課題への対応の1つとして「流域交流」が
極めて重要な役割を果たすと考えている。






















   おともだちを誘って、みんなでたいっぱい調査隊、応援隊を作りましょう。

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