堀川を清流に |
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木曽川流域の恩恵の定量分析 〜森林からの恩恵に焦点をあてて〜」 「名古屋都市センターの研究報告」をご紹介します。 |
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事務局より 堀川の浄化・再生にご協力をいただき、また木曽川流域の連携事業や研究にも 力を入れている、名古屋都市センターさんから、研究報告書をお送りいただきましたので ご紹介します。 |
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(研究テーマ) 「木曽川流域の恩恵の定量分析 〜森林からの恩恵に焦点をあてて〜」
(要 旨)
本研究では木曽川流域の恩恵の定量分析を行った。森林に着目して
その多面的な機能を整理し、木曽川流域における森林からの恩恵を
限定的な項目について大まかな条件設定をし、貨幣タームで
わかりやすく定量化した。
その結果、木曽川流域の森林からの恩恵を金額で表わすと、 1年間で1兆6千億円であることがわかり、「広義の流域」の
人口一人当たりでは20万6千円であった。
このように金額で表わすことにより、下流地域の人々が上流地域から
受けている有形・無形の恩恵を具体的に実感できるようになる。
また、植林による1年間の費用対効果は最低でも3.2倍であり、
間伐による10年間の費用対効果は5倍であった。
良好な水循環、二酸化炭素の吸収など森林からの恩恵を流域は
享受している。こうした恩恵に対して流域にある市町村は何をすべきかという
大きな課題に直面し、この課題への対応の1つとして「流域交流」が
極めて重要な役割を果たすと考えている。
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