堀川を清流に
  堀川1000人調査隊2010

         活動の記録



   庄内川から堀川への導水を増量!

    名古屋市が堀川浄化実験で 毎秒0.3トンに+0.4トン上乗せ!

     10月5日〜11月2日まで、約1ヶ月間




事務局より

 名古屋市は、堀川へ暫定的に実施されている庄内側からの導水0.3トンを
10月5日から11月2日までの約1ヶ月間、最大で0.4トン増量する社会実験を
実施することを、10月4日に発表しました。

   (新聞記事などは、この下をご参照ください)

 10月はCOP10が開催されることもあり、以前より堀川1000人調査隊でも

「国の内外からたくさんのお客様が集まるCOP10の会場は、堀川がすぐ横を
 流れている。

 COP10の開催期間中に、酸欠などで堀川に大量の魚が浮く光景だけは
 見たくない」、という主旨を、名古屋市にも訴えていました。

 庄内川の水は、木曽川の水同様、溶存酸素をたくさん含んでいるそうで
堀川への酸素供給効果が期待されます。


 今回の導水は、木曽川からの導水実験が3月末に停止しているため、
名古屋市が堀川と同じ水系である、庄内川から、木曽川導水と同じ水量である
毎秒0.4トンを、上乗せして堀川に流すものです。

 なお、11月以降は、アユの遡上や産卵への配慮などもあって
庄内川から堀川への導水は、例年定期的にストップされています。
 そういう関係もあると思いますが、今回の実験は11月2日までの
約1ヶ月になります。


 この庄内川からの導水増量で、堀川のどの付近まで、どのような変化があったかを調べる
社会実験の意味があります。

 堀川1000人調査隊の皆さん、溶存酸素漁を測る事は器具がないと難しいですが
透視度、COD、におい、色、印象などの変化がどのように出るのか、ぜひたくさんの
レポートをお願いいたします。


中日新聞  平成22年10月5日(火) 朝刊より


毎日新聞  平成22年10月5日(火) 朝刊より


東海テレビ 平成22年10月5日 スーパーニュース画面より








以下、9月24日に掲載した関連記事です。


事務局より

 平成22年9月24日(金)、堀川1000人調査隊2010実行委員会の
梅本隆弘会長以下、調査隊の代表者6名が、市役所に河村たかし名古屋市長を
訪問しました。

 今回の訪問は、先日、9月11日(土)に開催された、第7回調査隊会議で
検討された、木曽川導水停止後の堀川の水質の状況の変化を報告するとともに
当日の参加者で作成した、決意表明文(本ページ下をご覧ください)を市長に
直接手渡す目的で行われたものです。

 河村市長からは、堀川の水質改善のため、COP10の期間中、庄内川からの
同水量を増加させる(現在は0.3トン)ため、関係方面と調整中であることを
表明されました。

 私たち市民と、行政(名古屋市)がお互いに協力し合って、ひとつひとつ実績を
積み上げながら、堀川の浄化・再生に向かって一歩ずつ進んでいることを実感した
訪問となりました。

        市長応接室にて  堀川1000人調査隊2010実行委員会梅本隆弘会長と河村たかし市長が固く握手。 


毎日新聞 平成22年9月25日(土) 朝刊より


中日新聞 平成22年9月25日(土) 朝刊より


以下は、9月11日に掲載した関連記事です。


 事務局より
 
   平成22年9月11日(金)、名城水処理センターにおいて、
  第7回調査隊会議が開催されました。

   この日の会議では、今年3月22日に木曽川からの導水が停止して以降の
  4月〜6月に行われた市民調査隊による統計分析などの結果が発表、検討されました。

   この日に報告された、木曽川導水停止後の堀川の状況の
  変化のポイントは下記の通りです。

   (1) 木曽川からの導水が3月22日に止まったことにより、堀川には
      明らかに変化が認められ、
あらためて導水期間中の効果が確認された。

   (2)
導水地点(猿投橋)に近い区間(猿投橋〜城北橋)では
      水の汚れの印象・透視度・COD・泡の発生状況・においの
      
5項目すべてについて、導水停止後の悪化が確認された。

   (3)
導水地点からやや離れた、朝日橋〜松重橋の区間においては
      水の汚れの印象・透視度・CODについて悪化が確認された。

      しかしながら、
泡、においについては、明らかな違いは確認できなかった。

      透視度・CODなどは堀川の水が
導水の希釈効果を受けていたため、
     導水停止後、悪化が進んだとみられる。

      一方、泡、においについては、水底のヘドロなど、低質に関係があると
     考えられ、
導水期間中、時間をかけて低質が改善していたものが、
    導水停止後も時間をかけて悪化が進むというメカニズムが働いた可能性が
    あるようにも考えられる。

      今後の長期間の継続的な調査が必要と考えられる。


   (4)
路上ゴミを含め、「タバコの吸殻」が目立つ傾向が見られる。
      このことは、市民の意識変化により、陸上などの
清掃活動が
      盛んになり、比較的美化が進んだため、かえってタバコの吸殻の
      ような小さなゴミが目立つ
ようになったとも考えられる。

       引き続き観察が必要。


   (5)導水停止後、魚の大量死など、生き物の様子に変化が感じられる。
     「生き物の姿が少ないような気がする」というレポートも見られた。
          
      
導水期間中、水中の溶存酸素の改善により、生き物の生息環境が
      改善していたことが考えられる。

      また、ワニガメ、トゲスッポンなど、外来生物の話題も多かった。


   (6)導水停止後、市民(特に調査隊)のモチベーションが下がるのでは、という
     危惧もあったが、
第7ステージにおいては、水辺の体験学習会、啓発
     イベントなどがさかんに行われ、市民活動は活発であった。

      堀川400年祭ということで、意識が高まったことも影響があると考えられる。



   また、今年2月の調査隊会議で、参加者が河村たかし名古屋市長に対し
  堀川の浄化・再生について要望書を提出したのを受けて、「堀川まちづくり協議会」
  名古屋市に設置されたこと、その第1回会議が8月26日に開催され、産官学民が
  協力して堀川を生かしたまちづくりが推進されることになったことも報告されました。

          ⇒堀川まちづくり協議会についてはこちら

   「堀川1000人調査隊2010」は、木曽川導水の効果を市民の視線で検証する、という
  主旨で、平成19年4月から活動を続けていますが、単に水質調査にとどまらず、
  堀川を愛する人の輪を広げる活動や、木曽川流域の方々との交流活動も進めて
  きています。

   今後は、堀川を生かしたまちづくりにも、市民として積極的に参加しながら
  堀川の浄化・再生に邁進する、という決意表明を採択して参加者が署名しました。

  

   この日の会議の様子は、当日深夜の東海テレビのニュースでも
  報道されましたので、画面の一部を写真でご紹介します。
    (このページの下のほうをご覧ください)

   
    ⇒市民調査隊の調査報告書(概要版) 説明文付 はこちら
   
    ⇒ 同 (詳細版) はこちら

    ⇒名古屋市による調査レポートはこちら


 


毎日新聞 平成22年9月14日(火) 朝刊より


東海テレビ 深夜のニュース画面より  平成22年9月12日(日)










この日作成された要望書です。


決意表明の全文








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     ⇒申し込みフォームはこちら

     ⇒社会実験に関する新聞報道はこちら




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