堀川を清流に
  堀川1000人調査隊2010

         活動の記録



   堀川1000人調査隊が、河村たかし名古屋市長に
    木曽川導水継続などの要望書を提出。
    
    市長は今週中にも前原国土交通大臣と会談へ。
 
      
日時  平成22年3月1日(月) 午後4時30分〜5時00分
      場所  名古屋市役所



 事務局より
 
   平成22年3月1日(月)、堀川1000人調査隊2010実行委員会の
  梅本隆弘会長以下、代表者6名が、名古屋市役所に河村たかし名古屋市長を
  訪問しました。

   この訪問は、2月27日(土)に開催された、第6回調査隊会議において、
  117名の参加者全員で作成した、木曽川導水の継続などを求める「要望書」と、
  3年間の木曽川導水による堀川浄化への効果を市民の視線で検証した報告書を、
  河村市長に提出するために行われたものです。

   調査隊の熱い思いのこめられた要望書は、調査隊事務局によって
  全文一字一句省略することなく読み上げ、梅本会長から河村市長に
  手渡されました。

   これまでも、市の当局からの再三にわたる説明(レク)で、河村市長は
  私たち市民調査隊のみんなが、堀川再生に効果の大きい木曽川導水の
  継続を熱望していることを、すでによく理解されており、要望書を受け取ると
  同時に、

  「前原国土交通大臣に会う予定になっとりますで・・・・。
   早ければ今週にも大臣に会って、よう頼んできます」


   とおっしゃられました。

   木曽川の水を堀川に導水するには、国の許可と、木曽川水利権者の方々の
  ご理解が必要とのことです。

   私たち堀川1000人調査隊の市民は、この3年間、堀川木曽川からの導水が
  堀川へどのような影響を与えるのか、市民の視線で調査するとともに、
  「堀川と木曽川」をキーワードに、木曽川流域全体や海(伊勢湾)まで含む
  この地域全体の環境保全の啓発活動や、市民レベルでの上下流交流に
  取り組んできました。

   その結果、堀川への導水は、透視度、CODなどで一定の効果があることが
  確認され、また啓発活動、清掃活動などによって、水上を浮遊するゴミが減少する
  相乗効果も確認。
   また市民レベルの上下流交流にたくさんの人が参加するようになってきました。

   堀川への木曽川導水がこうしたたくさんの効果を産んでいることを
  私たちは市長に訴え、市長もご理解をされました。
  

   市長のご性格もあって、面談は終始ざっくばらんな雰囲気となりましたが、
  河村市長はまた、調査隊代表者と、次のようなことを話されましたので
  ご紹介します。

   「(導水のことは)、まあええわ。がんばってやりますんで。」

   「ヘドロの浚渫のことも、しっかり要望出してちょうよ。
   (起債して、できれば一気にやりたいいう考えも・・・)」」
  
  「水のこともそうだけど、堀川には歴史的なもんもいっぱいあるはずだで
   そういうのを発掘してちょう。

   日置橋のあたり、昔はどえらい桜がきれいだったらしい。

   天守閣、堀川、熱田神宮とつながってくると、歴史的にもおもしろい、
   形ができてくるわなあ」


   約30分、河村市長は調査隊代表者に、日頃感じておられる堀川への思いを
  フランクに語られました。

   訪問したメンバー一同は、市民の熱い期待を、市長には十分に
  受け止めていただいた、と感じました。


   私たち堀川1000人調査隊は、名古屋市と市民が連携して
  ひとつひとつステップを踏みながら、一歩ずつ着実に成果をあげて
  きました。

   3年間の木曽川導水社会実験は、まもなく(3月22日に)期限を迎えます。

   導水の継続については、我々市民の希望を伝えました。
  市民として、現段階でやれることはすべてやって、ひとつのケジメを
  つけることができたように思います。

   堀川の浄化・再生には、まだまだ長い道のりが必要です。

   これからの導水のことは行政を信頼して、とりあえずお任せし、
  我々は、先日の調査隊会議でみんなで決めたように、
  市民としてやれることを、みんなの力で着実に進めたいと思います。

   調査活動、清掃活動、啓発活動など、これまでやってきた
  活動をさらに進め、新たな第7ステージにはいっていきたいと
  思います。

   みんなで励ましあいながら、息の長い活動を!
  
  ※この日の市長との面談の様子は、テレビでも放映されましたので
   下記でご紹介させていただきます。

     
河村市長が手にしているのは、梅本会長が冷凍保存している、「堀川のアユです。


河村市長に提出された要望書には、2月27日に開催された
第6回調査隊会議参加者117名の署名が添えられています。



東海テレビ スーパーニュース画面より  平成22年3月1日(月)






みんなで作った要望書を全文読み上げました。
市長はすべてを聞いてくださいました。

その後はざっくばらんな懇談会。
市長も日頃の思いをいっぱい語られました。

「地域委員会は、学区単位だけでなく、
テーマ別にもできませんか?
たとえば、堀川1000人調査隊地域委員会
とか・・・」

という調査隊の質問に対して市長は・・・

「そりゃ、次のテーマとしては考えなかんかもしれんわな。
 学区で割ると解決できん問題もあるし・・・
 選挙は、やってまわなかんけど・・・」

自由奔放な会談は、色々なテーマが飛び交い
あっという間の30分でした。




河村市長に提出した要望書の全文です。


2010年3月2日(火) 中日新聞朝刊より








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