標題の通り、第6回調査隊会議」を行いますのでご案内いたします。
配布用資料などの準備のため、本日(2月6日)より、ご参加申込みの
受付をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いします。
※この会議には、堀川1000人調査隊、堀川応援隊に参加している方であれば
どなたでもお申込みができます。
ファックスあて先 052−222−2686
1.調査隊名 (応援隊名)
2.出席していただくグループの人数 (概数で結構です)
3.出席者の代表者のお名前
4.代表者の方の連絡先 (携帯電話など)
今回の会議の主旨
1.木曽川からの導水で、堀川復活のきざしを確認
堀川には、平成19年4月から平成22年3月22日まで、浄化のための社会実験として
きれいな木曽川の水が導水されてきました。
名古屋の市民は、その効果を市民の視線で確認しようと、 堀川1000人調査隊2010を
結成し、たくさんの市民の目で木曽川導水の効果を検証しました。
3年間の、のべ1700回にも及ぶ市民調査の結果、堀川の平均的透視度は
明らかに改善、水草などの生育範囲も広がり、堀川で見かける生き物の様子からも、
堀川の自浄能力復活のきざしが見えてきました。
人が感じるにおいもかなり緩和され、快適な水辺空間として認識する人も増えてきました。
調査隊が実施したアンケート調査でも、堀川を何とかして欲しい、という市民の声は
ますます高まってきています。
2.導水は、市民の意識を高める効果も
木曽川からの導水はまた、市民の意識にも大きなインパクトを与えました。
水辺環境を大切にしようと、清掃活動や啓発イベントがさかんに行われるようになり
結果として堀川を浮遊するゴミが減少するという相乗効果も生まれてきています。
また、木曽川の水源や上中下流域、そして海まで含めた流域全体の環境保全に
関心をもち、行動を始める市民も増えてきました。
堀川・木曽川を愛する人の輪が広がり、流域全体での地産地消、産直商品の
購買運動も芽生えてきています。
3.導水をきっかけに理想的な官民協働モデルを実現
一方でまた、堀川への導水実験は、堀川1000人調査隊2010の結成と
その活動を通じて、行政と市民の、理想的な官民協働を実現してきています。
自発的な活動を市民が展開し、それを行政がサポートするという3年間の実績の
積み重ねにより、官と民に大きな信頼関係が構築されてきました。
さらにまた市民は大学や企業なども巻き込んで、木曽川上下流交流など
大きなイベントを次々と展開、「堀川・木曽川」をキーワードに、大きな産官学民の
ネットワーク・連携・協働が実現してきています。
都市河川の水質汚濁は、全国いたるところに共通する問題です。
また、21世紀の日本にとって、産官学民の連携は、非常に大きなテーマですが
必ずしもその理想的手法は確立されていません。
「堀川への木曽川導水実験」をきっかけとして、この名古屋にはそうした
モデルケースとしての成功事例ができつつあり、大きな社会的意義を創出、
堀川と、名古屋市民は今大きく生まれかわろうとしています。
堀川への導水は、単に堀川という名古屋の一河川をを浄化する実験としての
効果にとどまらず、『堀川・木曽川』 をキーワードにした「地域全体の環境保全活動」、
「地域全体のまちおこし」、「流域社会全体の活性化」につながる動きをも
生み出す、という大きな社会的成果を見せ始めているのです。
4.未来に向けて、いかにあるべきかを考える
今回の社会実験は、今年3月22日で終了しようとしています。
堀川では、夏場になるとヘドロの臭いが気になるなど、堀川再生には
まだまだ長い道のりが必要です。
実験の終了が、せっかく再生しはじめた堀川を元のもくあみにしてしまわないか、と
いう名古屋市民の心配の声も数多く聞かれます。
私たちは、せっかく芽生えた胎動をしぼませることなく、未来に向けて
いかに大切に育んでゆくかを考える大切な時期にきていると思います。
2月27日のこの会議では、こうした観点から、調査隊・応援隊の皆さんの生の声を
少しでも多くお聞きし、今後の展開を決める場としたいと思っております。
どうか、代表の方だけでなく、一人でも多くの隊員の方にご出席いただきたく
どうぞよろしくお願いします。
日時 平成22年2月27日(土) 13:00 受け付け開始
13:30 開会
16:30 終了予定
場所 名城水処理センター内 下水道科学館
名古屋市北区名城一丁目3番3号
(旧名称 名古屋市上下水道局名城下水処理
堀川の城北橋たもと
内容 3年間の調査結果の発表
参加者による意見交換・討議
ご不明な点がございましたら事務局までご遠慮なくお問い合わせください。
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