堀川を清流に
  堀川1000人調査隊2010

         活動の記録



  堀川のヘドロを使って発電、
   堀川の既存のインフラをデザインで再生


  堀川再生フォーラム 平成21年度 第1回研究会が開催されました。

     日時   平成21年6月30日(火) 
            18:00〜20:30

     場所   名古屋工業大学    

   
      

 事務局より
 
  平成21年6月30日(火)、堀川再生フォーラムの今年度第1回目の
 研究会が名古屋工業大学で開催されました。

  この堀川再生フォーラムは、産官学民の有志が集まって、堀川再生のための
 研究を続けているもので、誰でも無料で参加できる研究会です。

  この日も堀川1000人調査隊などから一般市民も多数出席、堀川再生に
 向けて、ヘドロを使った発電や、デザインを使って堀川沿川を再生する
 興味深い研究に耳を傾けました。  

 
この日の講演は、従来の行政によるインフラ整備、市民参加による美化活動などとは
 切り口が異なるアプローチであったため、出席者からは、「非常に興味深い」という
 声が多く聞かれました。

  次回の研究会は10月3日(土)、午後、名古屋都市センターで開催予定です。
 この日の講演内容は次の通りです。

 <講演1>
講師:中山雄行先生
       (愛知工業大学機械学科機械工学専攻准教授)

  題目:微生物電池におけるヘドロの浄化と発電の試みについて

  概要:ヘドロを分解するときに微生物が発生する還元作用を利用し,
      発電並びにヘドロの浄化の効果を狙う試みについて事例を紹介.
      妹尾允史前三重大副学長との共同研究.

    堀川では、フラワーフェスティバルでイルミネーションを太陽光発電や風力発電で
   点灯できないか、と検討していることが参加した市民より紹介され、ヘドロを使って
   イルミネーションが点灯できれば大きな話題になるのでぜひ実現してほしいとの
   声も出ました。



<講演2>
講師:伊藤孝紀先生
     (名古屋工業大学大学院社会工学専攻准教授,有限会社タイプ・エービー主宰)

  題目:環境演出による堀川再生の可能性

  概要:既存の環境を活かしながら「演出」するという視点で,堀川沿いの
     土地利用や共有システムなどソフトとハードを横断するデザインを提示した.

    
都市開発的に、大きな枠組み(マクロ)から詳細(ミクロ)を設計・デザインして
   ゆくのでなく既存のインフラを活用しながら、デザインの技術を使って、
   ミクロからマクロへ効果を広げてゆく、という主張に関心が集まりました。

    具体的には堀川沿いには非常にアスファルト駐車場が多く、駐車場を
   ひとつひとつ緑化してゆくだけで、街並みの景観が全くかわり、ヒートアイランドの
   緩和にもつながる、という提案がありました。



  これらの講演は、従来のインフラ整備、市民参加による美化活動などとは
 切り口が異なるアプローチであったため、出席者からは、「非常に興味深い」という
 声が多く聞かれました。

  次回の研究会は10月3日(土)、午後、名古屋都市センターで開催予定です。


堀川のヘドロを使って小規模な発電の実用化を研究する中山先生の研究


デザインを使って堀川を再生紙、産業の活性化にもつなげようという
伊藤先生の研究発表




この日のフォーラムに参加した皆さん。


ヘドロ発電の話をされた
愛知工業大学の中山中山雄行先生
デザインを使って堀川沿川の再生させる研究を
発表する名古屋工業大学伊藤孝紀先生








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