堀川を清流に
  堀川1000人調査隊2010

         活動の記録


   2008年5月3日(土)
    ドクターホーワ調査隊+調査隊事務局が実施した
    大潮干潮時の縦断調査の様子をご紹介します。

    
       
日時    平成20年5月3日(土)  10:00〜12:30
        場所     名古屋市堀川上中流域



ドクターホーワ調査隊+調査隊事務局のレポートをご紹介します。

調査日 2008. 5. 3 (土)

天候  前日 くもり   当日 晴れ

 庄内川導水 あり
 木曽川導水 あり

 名古屋港の干潮 午前10時22分   満潮 午前04時06分  午後16時34分
 
 大潮


大潮・干潮時の縦断調査を実施。
全般的に透視度が高く、昨年と比べ堀川の水質が改善しているのを感じた。


 ゴールデンウィーク真っ最中で、庄内川流域の工場排水などがストップしているのか
堀川上流部にはいつもの泡やパルプ臭もあまりなく、おだやかな落ち着いた雰囲気であった。

 木曽川導水の効果だと思われるが、金城橋付近を除けば、全般的に透視度が高く
見た目の堀川の色と、汲んだ水の色にかなりギャップを感じた。

 昨年と比べてかなり堀川の水質が改善しているように思われた。

 ただし、大潮干潮時ということで、水深がかなり浅く、水底のゴミや汚れが目立った。

 自転車が投げ捨てられているのが目立つのは、地下鉄の駐輪場の有料化が
関係しているのかな??

 
 以下、データです。
時刻 調査場所 透視度(cm) COD(mg/L)  特記事項
10:00 辻栄橋 100 8 透明できれい。 かすかに薬品臭

10:15 黒川橋 90 5 体長1mほどのコイがゆうゆうと泳いでいた

10:25 北清水橋 100 10 わくわく井戸水でトンボ池はたいへんきれいになっていた。
コイが交尾のため?あちこちでバシャバシャしている姿が見られた。
10:40 金城橋 38 20 水深が浅いせいか、極端にこのあたりだけ透視度が低く
CODも高かった。
10:50 城北橋 75 10 水底に投げ捨てられた自転車に草がからまって痛々しい。
汲んだ水からはかすかに消毒臭。
11:00 中土戸橋 65 20 水底が透けて見えた

11:10 朝日橋 75  13

11:20 小塩橋 90 13 自転車が2台投げ捨てられていた。カメが遊泳していた。

11:35 景雲橋 70 20 汲んだバケツにすすのような黒い浮遊物。

11:45 中橋 90 20 通りがかった市民が、透視度計の水を見て、堀川の水とは
思えないほどきれいだ、と驚いていた。
12:00 天王崎橋 85 20

12:10 松重橋 90 13 水の逆流が始まった。

12:10 山王橋 100 10 表層水ではあるが、透視度100cmを楽にクリアしており
意外でもあり、驚きもした。


辻栄橋から上流をみたところ。
1ヶ月前は桜が満開でしたが、今は新緑が
美しい。
辻栄橋から下流を見る。
水底の草が大きく茂り始めています。

木津根橋から下流を見る。

橋のすぐ下で、カメが甲羅干ししている姿を発見。
猿投橋。大幸川幹線からは木曽川の水が
流れ込んでいました。

猿投橋から下流、志賀橋方面を見る。
ゴールデンウィークで工場排水があまり
流れ込んでいないのか、いつものような
泡があまりありませんでした。

黒川橋から上流の志賀橋方面を見る。
木曽川導水の影響が一番強く感じられる
きれいな光景です。

黒川橋から下流の北清水橋方面を見る。
都会の機能美を感じさせる光景です。
黒川橋付近の遊歩道には湧き水のため、いつも
地面がぬれています。
黒川橋の下で、体長1mほどもある大きなコイが
ゆうゆうと泳いでいるのを発見。

北清水橋付近には、昨年も夏場に水底の藻が
大きく成長しましたが、今年もそうなる気配を
感じました。

「清水わくわく井戸水」が放流されるトンボ池は
ものすごくきれいになりました。
 この水はトンボ池を通ってから堀川に放流されて
いるのですが、その出口がよくわからないのが
ちょっと残念です。
大きなコイがあちこちで交尾のため?か
暴れているのが目立った北清水橋付近。

バシャバシャと音を立てて、あちらこちらで水しぶきが
あがっていました。
金城橋から下流を見る。

このあたりは水深が浅いせいなのか、周辺の橋と
比較して、極端に透視度やCODが悪いのが目立ちました。
  透視度38cm  COD20

城北橋から下流を見る。
ゴミキャッチャーにはビニール袋が2〜3個
ひっかかっていました。

水底に投げ込まれた自転車に草がからまって痛々しい。
早く引き上げてほしいですね。
朝日橋から下流の巾下橋を見る。
一見にごったような色をしていますが、
透視度は75cmと、意外にいいんです。

小塩橋から上流を見る。
小塩橋下流左岸に投棄されていた自転車。

小塩橋下流左岸にはもう1台、自転車が
投げ込まれていました。
 地下鉄の駅の駐輪場有料化とひょっとして
関係があるのかな??

小塩橋の上流側、橋の下をひょうきんな姿で
一生懸命泳ぐ、カメの姿が見かけられました。

中橋から下流の桜橋方面を見る。

天王崎橋から下流を見る。

松重閘門付近。
どろっとした感じの色ですが、表層水の透視度は
90cmと高い値でした。
松重橋から下流を見る。
水の流れが上流向きに変わり始めました。

山王橋から下流を見る。
←写真にうまく写らなかったのが残念ですが
 透視度はらく〜に100cmを突破。

  ちょっと意外、ちょっと驚きでした。



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