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2008年2月18日、名古屋工業大学河川研調査隊から、下記のレポートを
提出いただきましたので、皆様にもご紹介します。
1.堀川感潮域における塩水遡上の実態と水質改善対策に関する研究
2.感潮都市河川・堀川における濁質流動に関する研究
3.堀川中流域における潮汐変動と汚濁の挙動に関する研究
なお、次のようなコメントもいただきましたので、あわせてご紹介します。
感潮河川では、塩水の存在が水質変化に大きく影響を及ぼしており、
特にその先端の往来がある地点では貧酸素、高濁度の水塊の影響を受け
水質悪化が促進されることが懸念されます。
今回明らかにした堀川の塩水先端実態を基礎資料とし、場所的特性を
見極めることが重要です。
また、本研究室では底層に1〜2週間水質計を固定した定点観測を実施し、
上流域(城北〜鷹匠橋)まで効果を確認しました。
市の報告では表層水質が納屋橋付近まで改善したという報告があり、
両者には違いがあります。
城北橋付近までは底層まで水質改善が見られるのですが、中流部では
塩水によって密度差が生じ、木曽川からの導水は表層をすべるように流れるだけで
底層には十分に希釈、攪拌されないことが要因で、表層底層での水質変化の違いが
現れることが推測されます。
よって、今後は表層底層どちらで調査した水質なのか明記することが必要であると
考えます。
最後に、私の実施した数値解析結果からは名城下水処理場からの処理水が堀川の
水質変化に最も影響が大きいという結果を得ています。
今後整備されるという名城下水処理場の高度処理化には、ますます期待がかかります。
木曽川導水実験の継続を実現させ、是非とも相互作用による堀川浄化の実現が
望まれます。
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1.堀川感潮域における塩水遡上の実態と水質改善対策に関する研究 |
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2.感潮都市河川・堀川における濁質流動に関する研究 |
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3.堀川中流域における潮汐変動と汚濁の挙動に関する研究
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