堀川を清流に

  堀川1000人調査隊2010

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2023年12月18日




  第19回上下流交流会が開催されました & 「オナガガモ」 の観察日記@北清水橋



堀川を愛する皆さんへ

堀川1000人調査隊の皆さんへ

堀川応援隊の皆さんへ 

 

こんにちわ。 

 堀川1000人調査隊2010事務局です。

 

 いよいよ年の瀬が迫り、それとともに、急に寒さが厳しくなりましたが

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

 

 堀川1000人調査隊の活動も、第34ステージ(9月〜12月)の

皆さんの調査報告結果のまとめをする時期に入りました。

 

2007年4月に第1ステージの春〜夏の調査を始めて17年間

皆様の地道な活動に心より敬意を表します。

 

 この調査報告結果は、来年3月23日(土) 午後1時30分から

東区の「ウィルあいち」で開催する、第34回堀川1000人調査隊会議で

皆さんにご報告するとともに、行政(名古屋市)と堀川・新堀川の一層の

水質改善に向けて情報を共有、意見の交換をする予定でいます。

 

 ご都合の許す方は、ぜひご出席いただきたく、ご予定をどうぞ

よろしくお願いいたします。

 

 さて、それでは本日も、堀川に関する最新情報をお届けいたします。

 

1. 12月10日、第19回木曽三川と堀川・上下流をつなぐ交流会が

実施されました。

 

今回は、上流域、木曽地域の6つの市町村からお迎えしたお客様と

  下流域、名古屋市の市民、スタッフ 合計40数名が参加し

  宮の渡しから納屋橋までの堀川クルーズ、

  納屋橋から四間町・五条橋・円頓寺商店街の街歩き、そして

  KKRホテルでの意見交換会と、中身の充実した交流会を実施し、

  上流側からのお客様にも喜んで帰っていただくことができました。

 

  この様子は、下記のホームページで写真等をご紹介しておりますので

  ご興味のある方はぜひご覧ください。

http://www.horikawa1000nin.jp/katudou/2023-12-10-dai19kai-joukaryuukouryuukai.htm

 

  歴史でつながり、水でつながる木曽地域と堀川、

上下流に住む人が、心と心でつながる交流会を毎回目指し、開催を続けてきました。

 

  来年夏には、下流地域の人が上流の木祖村にでかけて、第20回目の交流会を

 開催する予定です。

 

 

2. 納屋橋で実施してきた、空心菜を使った堀川浄化実験。

今年は11月30日で実験を終了しました。

 

この実験は、恵那農業高校と名古屋堀川ライオンズクラブが2010年から

協働で毎年実施し、堀川1000人調査隊が観察を続け、ホームページに

写真やコメントを掲載することで、恵那と名古屋で情報を共有しながら

毎年少しずつ工夫を加えて続けてきたものです。

 

堀川から汚れのもととなる窒素やリンを、植物が栄養として吸い上げることで

堀川の浄化に役立てられないか、また水面を植物で覆うことで、景観の

美化につなげられないか、という実験をするのが大きな目的で

長期間、続けてきているものです。

 

今回、14年間の空心菜実験のまとめを堀川10000人調査隊事務局で

作成して、ホームページにアップいたしました。

 

ご興味のある方は、ぜひご覧ください。

 

空心菜実験 14年間のまとめ

http://www.horikawa1000nin.jp/katudou/2023-12-08-kuusinsai14nenmatome.htm

 

納屋橋の空心菜日記2023はこちら

http://www.horikawa1000nin.jp/katudou/2023-06-21-kuusinsainikki.htm

 

 

3. 堀川で、カワウの群れが目立つようになりました。

 

 昨年の年末から今年の1〜2月にかけて、堀川に大量のボラが遡上し、

 それを狙って、カワウの大群が押し寄せ、名古屋城や名城公園に住み着き

 「フン害」が全国ニュースになったことを記憶している方もあるかと思います。

 

 このところ、堀川の上空や水面に、カワウが数十羽単位で群れを成して

 移動する、下記のような光景が目に付くようになりました。

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid02WERvhzeu6VWsaPhRbuRTeoegcbTtaTgxgMpXJ78Tr7fFHVZwNgQ6AY6tYWpsL2RZl&id=100066927468927

 

 現時点では、ボラの大群が確認されたという情報はまだありませんが

昨年は12月のクリスマス過ぎの26日に、納屋橋付近を通過して上流に向かう

姿が確認されています。

https://www.youtube.com/watch?v=PPQmO49WYt8

 

 私たちにはまだ見えていませんが、カワウたちはすでに

何かを察知しているのかもしれません。

この後の動きを注目したいと思います。

 

 

4. 北清水橋付近には、冬鳥の「オナガガモ」の群れが、早朝に餌を求めて

やってくる姿がしばしばみられます。

 

下記の動画は、親水広場のわくわく地下水が流れ落ちる場所に集まった

オナガガモが、懸命に頭を水面に突っ込んで、逆立ちして餌をとっている

様子を12月6日の朝に撮影したものです。

https://www.facebook.com/watch/?v=731119578912466

 

  その後の観察で、オナガガモたちは、堀川の水面の低い時間帯に

 この北清水橋に集まるのではないかと思われ、現在そのデータを

 とっています。

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid0K34zKrpRxfakybPdaJDiJANyfmXvCS8h1Jq9i4fqZGjjFWx9qKwtKTKxxYyAXMvPl&id=100066927468927

 

  また北清水橋付近では、干潮で水位が低く、水位の変動が小さくて

  水の流れ・動きが比較的少ない小潮の朝に、川底に赤いイトミミズと

  思われるものがみられることも確認されています。

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid02qRA8kDYFYuRQZr4KvyxjNeeZDVTqbHGf35WrMLU47de3Jhk34NPXHHQeTd4Yr2t8l&id=100066927468927

 

  オナガガモにとって、ひょっとするとこのイトミミズをとりやすい

 水深の浅い、早朝の時間帯の北清水橋付近が、魅力的なえさ場になっている

 可能性が考えられます。

 

  なお、このオナガガモたちは、水位の高い大潮の日の早朝は

 北清水橋に姿を見せません。

  また干潮でも次第に水位が高くなってきたころには、餌をとることなく

 おなかがいっぱいになったのか、ゆっくりとくつろいでいる姿が

 よく見られます。

https://www.facebook.com/watch/?v=1600215267472322

 

 また北清水橋から姿を消したオナガガモたちは、ひょっとしたら

 名古屋城のお堀にいるのではないかと確認したところ

 やはり、お堀には半分眠っているようなオナガガモが確認されました。

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid0gA5TWF828LNkGJQrWz5kPqNq7QPvM8ZSKoSFjhvjzYL6WjLT4iBFDrGpkSZgaubnl&id=100066927468927

 

 北清水橋で見かける夜行性のオナガガモたちは、名古屋城のお堀を

 昼間ねぐらにして、小潮の干潮時間帯の夜中から早朝、

彼らが好物にしている餌を狙って、その時だけ北清水橋に

移動してくるのではないだろうか?

 

 そんな彼らの生態が少しずつ見えてきています。

 観察を続けることによってもう少し、いろいろな生態が

 解明されると楽しいかもしれませんね。

 

 

※事務局では、皆さんからの様々な情報やレポートや写真、

 あるいは、お知らせなどをお待ちしています。

 

 このメールに関するご意見、ご感想も歓迎です。

 あて先は 2010@horikawa1000nin.jp です。 

 

 おそらくこれが、今年最後のメールのお届けになると

思います。

皆さま、お元気でよい年をお迎えください。

 

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堀川1000人調査隊2010事務局

 〒460−0002
  名古屋市中区丸の内1-2-11
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