豪雨の後は、一転してすさまじい猛暑が続き、体調の管理に
苦労されている方も多いかと思いますが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
今回の大きな災害で、日本各地で被災され、今なお、ご苦労されている方々に
心よりお見舞い申し上げます。
また、名古屋市の水源地でもある飛騨川水系の上流域にも大きな災害が
ありました。心よりお見舞い申し上げます。
ここ数年、あちこちで山や、がけが崩れるという大きな災害が多発しているのを
見るにつけ、森林の保全、保水能力の大切さ、というものを痛切に感じます。
私たち堀川1000人調査隊は、木曽川の水を浄化のために堀川に流していただいた
平成19年から3年間の試験導水をきっかけに、木曽三川の上流域の方々との
交流会を続け、そうした交流を通して、水源地や山をまもる大切さを学んできましたが、
これからもさらにそうした意識を高め、広めてゆきたいと思っています。
さて、それでは本日も堀川に関する最新情報をお届けします。
1.新堀川の色と、潮まわりの関連性に、新たな気づき!
新堀川の向田橋で2015年から3年余り、定点観測を続けていただいている
Ecoドコ堀川応援隊が、調査の写真などを下記の独自のHPで公開されて
います。
ここに掲載されている105回分の調査データをもとに、事務局で
分析を試みた結果、まだ確定的なことはいえませんが、次のような
傾向がみえてきました。
1)Ecoドコ応援隊の収集した向田橋のデータでは、新堀川の特徴的な色である、
「白濁系の色」が全データの4割を占めていました。
2)白濁系の色は、大潮と中潮のときに多く発生していることがわかりました。
3)緑色系・黄褐色系の色は、水の移動量が少ない小潮・長潮・若潮時に
多く発生していることが分かりました。
これは水中のプランクトンの量に関係しているかもしれません。
新堀川では、今年度中に、上流部のヘドロの浚渫が予定されていますが
Ecoドコ調査隊のこれらの調査データは、浚渫前の貴重なデータとなる可能性が
ありますし、また潮まわりと水の色の関連性が、今後詳しくわかってゆけば、
新堀川の実態解明や、浄化対策に大変役立つのではないかという期待が高まります。
これらについては、下記に詳細なレポートがありますので、ご興味のある方は
ご覧ください。
2.第12回木曽川と堀川・上下流をつなぐ交流会が開催されました。
7月1日、長野県上松町・赤沢自然休養林において、名古屋市民と木曽地域の
人々の上下流交流会が開催されました。
これは、上流・下流それぞれの官民でつくる実行委員会と堀川1000人調査隊の
共催で実施されたものです。
この日は、名古屋から約70名の市民が上松町をおとずれ、地元の人々と
交流をしました。
この日の様子や、新聞記事が下記で紹介してありますので、ご興味のある方は
ご覧ください。
3.堀川応援隊にも参加いただいている、木曽川流域みん・みんの会の方から
平成30年7月18日付けの活動報告をお送りいただきましたのでご紹介します。
4.堀川の中流部で、ヘドロに砂をかぶせる浄化施策の効果の検証を
続けています。
今年はその成果が現れているのかどうかまでは断言できませんが、
堀川にボラやハゼの幼魚の群れが、たいへん多く見かけられます。
その観察記録が下記にありますので、ぜひご覧ください。
5.名古屋堀川ライオンズクラブと恵那農業高校が納屋橋で続けている
空心菜を使った浄化実験が今年も始まりました。
下記に空心菜日記が掲載してありますので、ご興味のある方は
ぜひご覧ください。
6.このメルマガのバックナンバーは下記をご覧ください。
|
※事務局では、皆さんからの様々な情報やレポートや写真、
あるいは、お知らせなどをお待ちしています。
このメールに関するご意見、ご感想も歓迎です。
|
あて先は 2010@horikawa1000nin.jp です。
では皆さん、お元気でお過ごしください。
|
|