インフルエンザ対策なのかな、と思えば、花粉対策です、といってマスクが
手放せない方がたくさんいらっしゃると思いますが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
先週2月17日(土)には、第22回堀川1000人調査隊会議が開催され
官民あわせて約80名の方にご参加いただき、非常に有意義な官民の
情報交換、情報共有が行われました。
本日は、この日の内容を中心に、お知らせいたします。
1.名古屋市の下水道対策などの浄化施策が、非常に効果を発揮し
平成25年と26年を境に、堀川から悪臭が非常に少なくなっていることが、
堀川1000人調査隊の集めた、「におい」などの人間の五感によるデータの分析で
あきらかになりました。
透明度やCODといったデジタルなデータだけでは説明しきれないことが
「におい」などのアナログデータを数多く集めてデータ化することによって検証できる
という画期的な試みが、ようやく実ってきました。
これは、とてもすごい成果だと思います。
詳細は下記の市民報告に説明がありますので、ぜひご覧ください。
2.名古屋市の今年度の浄化施策の目玉のひとつである、巾下橋〜桜橋間の
ヘドロに砂をかぶせる工事が始まったことが、名古屋市から報告されました。
また、半年前の前回会議(第21回調査隊会議)に参加した市民の決議で
要望した、新堀川上流部のヘドロの浚渫が、来年度予算に組み込まれたことに
ついても報告がありました。
前回の会議では、新堀川で市民が悪臭を感じている場所は、堀川と新堀川の
合流部と、上流部に集中しており、その区間は名古屋市が調べたヘドロの堆積が
厚い区間とほぼ一致していることが調査隊事務局によって指摘されました。
そしてこの日の会議では、市民サイドの意見として悪臭とヘドロの厚みに因果関係が
あるのであれば、その場所のヘドロを優先的に除去してほしい旨を決議し、
この会議の場で、名古屋市に対し、正式に要望をいたしました。
今回の新堀川上流部のヘドロ浚渫の予算化は、こうした市民の調査結果および
分析から具体的な施策への要望という、市民が投げたボールに対して、
名古屋市という行政が応えたもので、非常に価値ある官民連携の成果であると
思います。
そのほか、名古屋市からは、国に申請していた名駅周辺の水害対策に対して
国の承認がおり、その助成金を受けて、長期的・計画的に対策工事が行われる
ことになった旨、報告がありました。
堀川についても護岸改修や川底の掘削(ヘドロも除去できる)が行われ、
堀川の水環境改善にプラスになるという内容の説明がありました。
これらについては、下記の、名古屋市による報告で説明されていますので
ぜひご覧ください。
名古屋駅周辺などの水害対策に関する新聞記事はこちら
3.その他の堀川に関するニュースについて
堀川上流部では、毎年恒例の、「黒川友禅流し」が、今年は4月7日(土)に
予定されています。
その周辺の手すりのペンキの塗り替えや、護岸の補修なども行われています。
(御用水跡街園愛護会調査隊のレポートに写真があります)
待ち遠しい春も、もう間近ですね。