堀川を清流に
  堀川1000人調査隊2010

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2016年2月17日


堀川がきれいになったことが、生活の中でも実感できるレベルに!

川を愛する皆さんへ
堀川1000人調査隊の皆さんへ
堀川応援隊の皆さんへ

こんにちわ。
堀川1000人調査隊2010事務局です。
 
暖冬とはいえ、時々寒波もあり、インフルエンザも流行するなど
していますが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
 
今年にはいって、1月22日頃から五条橋付近〜北清水橋付近に
大量のボラが遡上しているのが確認され、「堀川のボラ観察日記2016」を
はじめました。
 
 
しかし、すぐに寒波が到来し、雪が降ったころから、上流部では
ボラの姿がまったく見かけられなくなってしまい、現在に至っています。
 
 
異常気象の影響なのかどうかわかりません。
 
しかし、堀川全体でみれば、本当に生き物の姿をよくみかけるようになりました。
 
2月6日(土)に開催した第18回調査隊会議でも、事務局から
写真やデータを使って、「堀川が生活の中でもきれいになったことを
実感できるようになった」と、ご報告させていただきました。
 
本日はそんなことも含め、堀川の最新情報をお届けいたします。
 
 
1.堀川がきれいになったことを実感!
    生き物で、印象で、においで!
 
 第18回調査隊会議では、事務局からそんなテーマで、定点観測隊の
皆さんなどが集めてくださったデータを整理して、こうした報告をさせて
いただきました。
 
 特に、納屋橋で毎年、名古屋堀川ライオンズクラブと恵那農業高校が
毎年実施している、空心菜の水上栽培による浄化実験では、
10月の収穫の時、例年なら、水からひきあげた空心菜の根っこが真っ黒に
なっていたのが、昨年10月には、初めてのことですが、根っこが白いままで、
まったく汚れていなかったことをご紹介しました。
 
 下記レポートの写真3枚目(107ページ)
 
 
 6年前、木曽川導水が停止したころには、市民が夏場の堀川に行くと、
2回に1回は、「くさいなあ」 という報告があがっていたのですが、
最近では夏場でも5回に1回ほどに減っています。
 
 秋以降になると、10回に1回程度しかにおいが気にならない、ということが
データで証明されています。
 
 また、堀川に浮いているごみを見かける回数は、9年前と比べると
半分以下まで減少しています。
 
 堀川に浮かんでいるごみの多くは、陸上のごみが風で飛ばされて
川に落ちていることがほぼわかっています、
 
 調査隊をはじめとする市民の皆さんの清掃活動が活発になって
陸上でごみを見かける回数は、9年前の3分の1まで減少しており、
陸上、つまり街をきれいにすると、川もきれいになる、ということが
あらためて確認されました。
 
 
 また最近では、五条橋付近では、きれいになった堀川に集まってくる
小さな鳥をねらって、準絶滅危惧種のハイタカらしき鳥の姿も確認されました。
 
 
 食物連鎖の頂点に位置する、大型の鳥が堀川に寄ってきたということは
堀川に本来の自然が戻ってきた、と考えることもできます。
 
 
 においにしろ、ごみにしろ、透明感にしろ、そして魚、鳥など、様々な
生き物を頻繁に見かけるようになったことにしろ、堀川の印象は
大幅に改善し、市民の日常生活でそれが実感できるレベルにまで
なってきていることが、よくわかります。
 
 
 こうしたデータをできるだけ簡潔にまとめ、下記でご紹介していますので
ぜひご覧いただければありがたいと思います。
 
 
 また、名古屋市が調査隊と連携しながら実施している、堀川浄化施策
については、下記でくわしくご紹介していますので、こちらもぜひご覧
いただければと思います。
 
 
 
2.春の大潮一斉調査のご案内 4月18日(金)
 
  その調査隊会議の時にもご案内いたしましたが、昨年から
春の大潮の日の堀川をみんなの目でみてたくさんのデータを
集めることによって、堀川の色々な実態を解明することを目的に、
今年も一斉調査を実施します。
 
 ご協力いただける方は、ぜひご参加をお願いいたします。
 
 これまでも、日食や月食など、特別に干満差の大きな大潮の日には、
水の流れが早くなって、赤潮や青潮が発生したりヘドロが巻き上げたり
生き物が水面や水際に避難している様子が確認されています。
 
 
 調査の時に着目していただくポイントなどを下記でご紹介していますので
この資料をご参考にして、ぜひ少しでも多くのデータを事務局までお送りください。
 
 
 堀川の実態をひとつひとつ解明してゆくことが、堀川をきれいにしてゆく
行政の施策に結びついています。
 
 五条橋付近で、ヘドロが巻き上がらないようにヘドロの上に砂や浄化材を
かぶせる実験がはじまった1年前から、この付近に生き物が集まってくるように
なるなど、大きな成果にもつながっています。
 
 私たち市民の力で、堀川はどんどんきれいになっています。
ぜひ、多くの皆さんのご参加、ご協力をお待ちしています。
 
 
 
3.日本下水道新聞の記事について
 
  先回のメールでもご紹介しましたが、こうした堀川をめぐる、市民と
 行政の協働を半年くらいかけて全国に発信する記事が、日本下水道新聞に
 連載されています。
 
  週1回ペースで、最新では2月10日付までが下記にアップしてあります。
 
 
  今後、堀川1000人調査隊の活動なども順次記事になってゆく予定です。
 
 業界紙で、一般市民の皆さんには、なかなか読むことができませんが
調査隊ホームページではご覧いただけますので、ぜひお読みいただければ
と思います。
 
 
4.名古屋市高年大学29期調査隊の皆さんが、活動の成果を
  2月23日から3週間、堀川ギャラリーで発表されます。
 
  ご案内をいただきましたので、下記でご紹介させていただいています。
  ご都合の許す方は、ぜひお出かけください。
 
 
 
5.3月5日(土)午後、伊勢湾流域圏再生フォーラムが、新栄の
  名古屋文化短期大学で開催されます。
 
   今年は三重大学や岐阜大学、愛知淑徳大学などの若い人たちの
  活動発表のほか、名古屋堀川ライオンズクラブから、堀川エコロボット
  コンテスト2015のビデオ発表や、堀川1000人調査隊のパネル展示なども
  あります。
 
  ご都合の許す方はぜひお出かけください。
 
  詳細は下記をご覧ください。
 

 
6.のメルマガのバックナンバーは下記をご覧ください。
※事務局では、皆さんからの様々な情報やレポートや写真、
 あるいは、お知らせなどをお待ちしています。
 
 このメールに関するご意見、ご感想も歓迎です。
 
 あて先は 2010@horikawa1000nin.jp です。

では皆さん、お元気でお過ごしください。 

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