10月に入り、朝晩、さわやかさを感じるようになりましたが
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
先日、9月29日(日)には、市民・行政、約120名が集まり
第13回堀川1000人調査隊会議が開催されました。
市民調査隊が6年半にわたって積み上げた調査データ数は
3,000件を突破。
この貴重で豊富なデータに基づく、科学的なアプローチにより、
堀川が抱える問題点がいくつも浮き彫りになってきました。
また、行政がこれまで実施してきた浄化施策・これからの計画などに
ついてもかなり詳しくお話を聞くことができ、突っ込んだ意見交換も
行われました。
この会議にご出席できなかった方にも、そうした情報を共有して
いただけるよう、配布資料をホームページで公開させていただいております。
本日は、そうした話題を中心に、堀川に関する最新情報をお届けします。
1.調査隊会議では、名古屋市がこれまで実施してきた堀川浄化施策や
今年度の取組みについて、またこれまでに実施してきたヘドロの浚渫の
概要や、今後の計画について、説明をいただきました。
その資料を、下記に掲載してありますので、ぜひご覧ください。
2.堀川1000人調査隊の、定点観測隊によって蓄積された調査データ数は
6年半で、ついに3,000件を突破しました。
堀川は、気象条件、潮まわり、季節によって、一日のうちでも刻々と
その状況が変化してゆきます。
たくさんの人が、長期間にわたって一定の基準で堀川を色々な場面で
観測し、そのデータを積み上げ、それを科学的に分析することにより
平均的な堀川の姿が見えてくるようになりました。
そして、これまでよくわかっていなかった堀川の実態や問題点が
浮き彫りになってきました。
そのデータに基づいて、行政と市民が同じテーブルで一緒になって
堀川の浄化・再生について科学的に議論し、方策を考えてゆくことが
できるようになってきました。
これは、全国的に見てもおそらくあまり例のない、素晴らしいことでは
ないかと思います。
市民の調査データをまとめたPDFデータは、下記でダウンロードできます。
また、そのエッセンスを簡単に解説した資料が下記でご覧いただけますので
ぜひご参考にしてください。
(この資料は、調査隊会議で事務局が報告をしたものです)
3.堀川には現在、毎秒0.3トンの水が庄内川から導水(暫定導水)されて
います。
この導水は、毎年11月と3月頃、庄内川の生きものへの配慮のため
ストップする日があります。
庄内川からの導水がストップする日は、堀川の上流部が枯渇するのを
ふせぐために、井戸水などが放流され、上流部の水質が大きく変わります。
先日の調査隊会議で、市民調査隊から、この導水の有無を
わかるようにしてほしい、という要望がありました。
名古屋市さんから、下記の導水運用カレンダーをいただきましたので
ご紹介します。
このカレンダーは、当面の間、調査隊HPトップ画面の、ニュースの一番目に
リンクをおいておきますので、ご活用ください。
4.第11回 堀川ウォーターマジックフェスティバルが開催されます。
10月26日(土)、27日(日)
水上バスを使って名古屋プチ観光
10月26日(土)
ゴンドラがつなぐ納屋橋マーケット
ぜひお出かけください。詳細は下記をご覧ください。
5.木曽川流域自治体サミットのご案内
10月16日(水) 木曽文化公園(長野県木曽町内)
参加自由 無料
堀川応援隊にも参加されている、長野県木祖村さんから、
ぜひ名古屋の方々にも来ていただきたいと、ご案内をいただきましたので
再度ご紹介させていただきます。
6.納屋橋の空心菜による今年度の堀川浄化実験は、10月16日(水)
14時30分から収穫作業を実施し、終了する予定です。
見学自由ですので、ぜひお越しください。
納屋橋の空心菜日記はこちら。
7.10月3日には、堀川上流部に、10個ほどのかばんやボストンバッグが
捨ててあり、警察が捜査に来ていたそうです。
御用水跡街園愛護会調査隊による堀川上流部観察日記はこちら
8.木曽三川流域市民放送局 10月1日号 がアップされました。
①長良川シリーズ「清流・長良川」