6月も終盤を迎えましたが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
先日は、台風4号、5号が続けざまに日本列島を襲いました。
台風4号で、名古屋近辺でもたくさんの雨が降りましたが、
堀川では、古渡橋から白鳥橋にかけての一帯で、6月19日の午後、
コノシロ約200匹が浮いているのが発見されました。
堀川1000人調査隊では、かねてより、堀川で魚が浮くのはには、
まとまった降雨と、満月や新月となる大潮が重なった時と一致するのではないか
という問題意識をもっておりましたが、今回も、新月の大潮と台風が重なって
いました。
この件に関するレポートはこちら
また、6月にはいってから、どうも堀川の水が酸欠っぽくなっているのでは
ないかという観察レポートもありましたので、一概に、大潮と台風だけが
関係しているのではないかもしれませんが、興味深い事実として、これからも
注目してゆきたいと思います。
それでは本日も、堀川に関する最新情報をお届けいたします。
1.納屋橋の空芯菜実験、今年も開始しました。
平成22年、23年と、納屋橋では、恵那農業高校と名古屋堀川ライオンズクラブの
協働による、空芯菜の水上栽培による、水中の有機物吸収を目的とした、浄化実験を
続けてきました。
今年もまた、6月22日(金)、恵那農業高校の生徒さんたちが、
納屋橋の船着場(桟橋)を訪れ、名古屋堀川ライオンズクラブのメンバーと
一緒に、空芯菜の苗を設置しました。
秋の収穫の頃までに、どのくらい大きく育つか、そして多くの生き物を引き寄せるのか
今年も、空芯菜観察日記を続けてゆきます。
詳細は下記をご覧ください。
なお、恵那農業高校の生徒さんたちは、昨年に引き続き、今年も
7月上旬に、宮城県に遠征し、堀川で塩分を吸収して大きく育った空芯菜を
使って、津波の塩害をこうむった水田や用水路などの、塩分軽減の実験装置を
設置に行かれるそうです。
木曽川がつないだ、名古屋と恵那のネットワークが、少しでも被災地の
皆さんのお力になれれば素晴らしいと思います。
2.堀川と生活を考える会21期調査隊(イーツーワン)の皆さんが
答志島・奈佐の浜の漂着ゴミの清掃活動を実施しました。
名古屋市高年大学環境学科21期のOBの皆さんで結成する
環境21期会(イーツーワン)が、6月15日〜16日に、三重県の答志島を
訪れ、海岸に漂着したゴミの清掃活動を実施されました。
伊勢湾の流域圏である、愛知・岐阜・三重などの河川から流れ出したゴミは
海の流れの影響か、三重県・答志島・奈佐の浜に流れ着き、現地の方々が
非常に困ってみえます。
実際の行動に移す、ということは決して簡単なことではありません。
イーツーワンの皆さんに、心より敬意を表したいと思います。
また、秋には、他の皆さんも誘って、もっと大掛かりな清掃活動も
計画されているとのことです。
この様子は下記でご覧ください。
3.名古屋市高年大学26期調査隊の皆さんが、6月3日(日)に開催された
鍋屋上野浄水場開放イベント、なごや水フェスタで、堀川に対する名古屋市民の
意識調査のアンケートを実施されました。
その結果をまとめたものを送っていただきましたので、下記でご紹介します。
4.堀川浄化にも力をいれていただいている、名古屋市上下水道局さんが
名古屋の水道水を缶につめた、「名古屋の名水」を、8月から限定販売されるそうです。
新聞記事をご紹介します。