堀川を清流に
  堀川1000人調査隊2010

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2011年7月29日

        8月5日、鯱城・堀川と生活を考える会が、8時間連続水質調査を実施!


堀川を愛する皆さんへ
堀川1000人調査隊の皆さんへ
堀川応援隊の皆さんへ

 こんにちは。
堀川1000人調査隊2010事務局です。
  
 
 不安定な天候が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
 
 今週はじめ、7月25日の月曜日には名古屋でも大雨が降り、
私の携帯電話にも、「矢田川が氾濫するかもしれない」という
非難準備情報がエリアメールで流れてきて、とてもびっくりししました。
 
 幸いにして、矢田川には何事もなく、その非難準備情報の解除のメールが
再びはいり、ほっと胸をなでおろしましたが、自然の猛威をまたあらためて
感じた次第です。
 
 皆さんは、いかがでしたでしょうか。
 
 それでは、本日も堀川に関する最新情報をお届けいたします。
 
 
1.大雨の日の堀川の様子
 
  その7月25日の豪雨のときの堀川の様子を、御用水跡街園愛護会調査隊
 山田隊長が写真撮影されました。
 
  雨水吐(うすいばき)と呼ばれる、堀川への排水口から、ゴーゴーと雨水が
 川に流れ込む様子が記録されています。
 
 
  堀川流域では、家庭排水と雨水が一緒になって下水管に流れ込む
 「合流式下水道」という下水方式になっています。
 
    ※合流式下水道については下記の資料をご覧ください。
 
  1時間に3ミリ程度以上の雨が降ると、堀川には雨水吐(うすいばき)から
 雨水が流れ込むといわれていますが、その雨水には、家庭から出た油・洗剤
 などを含んだ生活排水が混じっています。
 
  そのよごれ(汚濁負荷)が、堀川が、きれいにならない大きな原因のひとつと
 なっていることは、まだまだ一般市民に理解されていないのが実情です。
 
  それはすなわち、
 「私たち市民は、知らず知らずのうちに、堀川を汚すことに加担してしまっている」
  ということでもあります。
 
  こうした事実を、ひとりでも多くの人に伝えていかないと、堀川への汚濁負荷は
 なかなか減少していきません。
  
  たとえば、雨の降っているときに、一人一人が、洗濯するのを少し
 控えるだけでも、堀川への汚濁負荷は、かなり減少することになります。
 
  雨が降っているときには、
   「私たち市民一人一人が、生活排水を流すことを少しだけでも控える」、
 
   「雨のときはできるだけ節水して、下水に生活排水を流さない」、
 
  という生活スタイルを定着させるだけで、堀川浄化・堀川再生に大きく
  協力できることになります。
 
  調査隊事務局では、「みんなで雨の日の生活排水に気をつける」 という
 市民活動の輪を広げてゆきたいと考えています。
 
  ぜひ、下記のHPをご覧いただき、一人でも多くの方にこうした事実を知って
 いただきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。
 
2.大雨の、「翌日」の堀川
 
  一方、その大雨の翌日、7月26日(火)の堀川、錦橋付近では、
 大量のボラなどの魚が、酸欠で苦しいのか、鼻を水面に出して、アップアップ
 している姿が、かわせみ調査隊によって写真撮影されました。
 
 
  大雨のあとは、川底の貧酸素の水塊が攪拌されて、川の水が酸欠状態に
 なり、後日、魚の死骸が浮く、ということがしばしばあります。
 
  さいわい、この日(26日)には、魚の死骸までは、見かけられませんでした。
 
  この日は潮周りが、「若潮(潮の動きが悪い)」で、前日の大雨とあいまって
 酸欠の状態がひどくなったことも想像されます。
 
  「雨と堀川」は密接な関係がありますが、まだまだ堀川の実態解明は
 十分に進んでいるとは言えない状況です。
 
  定点観測隊の皆さんをはじめとして、雨の日、その前後の日の堀川について、
 より多くの観察レポートをいただければありがたいと思います。
  どうぞよろしくお願いします。
 
 
3.鯱城(こじょう)・堀川と生活を考える会調査隊が、
   堀川の6箇所で、一斉に、8時間連続水質調査を実施します!
 
   名古屋市高年大学環境学科のOBの皆さんで結成する、
  「鯱城・堀川と生活を考える調査隊」の皆さんが、下記の6箇所に分かれて、
  毎年恒例の、「8時間連続水質調査」 を実施されます。
 
   日時    8月5日(金) 午前9時15分〜16時まで
 
   調査箇所
     @元入樋門  A志賀橋   B中土戸橋 
     C松重橋    D大瀬子橋  E港新橋
 
   調査項目
     @COD  Aアンモニア  B塩化物  CPH  D透視度 温度ほか
 
   「多少の雨でも決行!」と、意気盛んです。
 
   この水質調査結果は、後日、納屋橋の堀川ギャラリーで発表される予定とも
  お聞きしています。
 
   もし、お近くを通りがかられた場合は、ぜひ激励してあげてください。
 
     ※昨年の発表の様子はこちらをご覧ください。
   
 
4.納屋橋の空芯菜の様子
 
   納屋橋に設置された空芯菜による水質浄化実験について、
  7月19日に接近した台風6号の影響も心配されましたが
  少し茎が倒れ、ちぎれた程度でした。
 
   空芯菜の強さは、茎が倒れながらも横に広がり、茎がちぎれても
  そこから根がでるというところです。
 
   今年はどのくらい堀川の汚濁負荷を吸い上げて育つのか、
  とても楽しみですね。
 
 
5. 堀川の浄化・再生にも関心をもっていただいていて、
 渥美半島の伊良湖、西ノ浜で、きれいな海を守る活動をされている
 環境ボランティアサークル、「亀の子隊」さんから、最近の活動の
 レポートを送っていただきましたので、ご紹介します。
http://www.horikawa1000nin.jp/katudou/2011-07-27-kamenokotai.htm
 
※事務局では、皆さんからの様々な情報やレポートや写真、
 あるいは、お知らせなどをお待ちしています。
 
 このメールに関するご意見、ご感想も歓迎です。
 
 あて先は 2010@horikawa1000nin.jp です。
 どうぞよろしくお願いします。
 
  では皆さん、お元気でお過ごしください。  
 

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